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パナソニック、「SmartFSI」技術を導入した16メガセンサーを開発

» 2012年06月14日 17時45分 公開
[ITmedia]
photo 「MN34120」

 パナソニックは6月14日、デジタルカメラ用撮像素子として「SmartFSI」技術を導入した有効約1640万画素のMOSセンサー「MN34120」を開発、6月より量産開始すると発表した。

 同社では2011年に高感度と画質の均一性を両立した「SmartFSI」センサーを開発、1/2.33型 有効約1424万画素の「MN34110」として量産しており、新たに発表されたMN34120は画素数のアップと、さらなる高感度化と低ノイズを図るものとなる。

 MN34110と同サイズであることから高画素化を進めたことで1画素あたりの面積は狭くなっているものの感度は向上しており、画素面積の減少に伴う色のバラツキも抑制したという。加えて暗所撮影時のノイズについても、MN34110に比べて約70%削減した。消費電力も抑えられており、同じくMN34110との比較では約30%の削減となっている。

 これらの特徴は独自の集光構造やノイズ除去回路の最適化、A/D変換回路の新開発などによってもたらされており、技術の展開によってデジカメのみならずスマートフォンを含むモバイル機器用カメラ全般について、高感度化/高画質化/薄型化を期待できるとしている。

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