photokinaの開幕に合わせ、「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」「OLYMPUS PEN mini E-PM2」を発表したオリンパス。年末商戦に向けて各社はミラーレスタイプの新製品を投入するが、オリンパスイメージングの小川治男社長は「カメラとしての完成度には自信がある」とミラーレスカメラ先行者としての自信を見せる。
同社は2008年のphotokinaに後のE-P1となるミラーレスタイプカメラのモックアップを展示、後の2009年夏に同社初のマイクロフォーサーズ規格準拠機「OLYMPUS PEN E-P1」として国内市場へ投入する。その後にもPENシリーズはバージョンアップとバリエーション拡大を続け、さらには2012年春に新シリーズとなるファインダー搭載型の「OLYMPUS OM-D E-M5」も投入する。
「新たに投入するPENシリーズのE-PL5とE-PM2は、OM-Dで培った技術とノウハウを投入することで、高速なタッチAFシャッターの実装などカメラとしての完成度をより高めることができた。年末商戦に向けては地味かもしれないが、“カメラとしての完成度”“バランスの良さ”で勝負していきたい」(小川社長)
高級コンパクトタイプについても、XZ-1の後継となる「STYLUS XZ-2」を投入するが、こちらについてもXZ-1で評価を得たレンズはそのままに画像処理エンジンと撮像処理を刷新、鏡胴の操作リングとボディ前面に新設されたレバーと組み合わせるハイブリッドコントロールリングを導入、高い操作性を実現している。
日本では“カメラらしさ”のある製品ジャンルとして各社より新製品が投入されている高級コンパクトカメラだが、欧州でも本ジャンルは盛り上がりを見せていると小川社長は言う。「(高級コンパクトという製品ジャンルは)欧州でも以前から存在しており、XZ-1である程度は存在感を示すことができた。欧州のカメラ販売店からも、スマートフォンの伸びから“カメラらしい製品”を求める声が高まっており、そうした声にXZ-2で応えていきたい」
photokinaの同社ブースでは“HELLO”をキャッチフレーズに、新発表されたE-PL5とE-PM2を中心とした展示が行われている。E-PL5とE-PM2については試写ブースの被写体としてベルトコンベアで流れる各種ミニチュアが用意されており、動いている被写体を撮ることでタッチAFの高速さを、ミニチュアでかわいらしさというE-PL5とE-PM2のかわいらしさという世界観を表現していた。
ブースには「ボディキャップレンズ」(15mm F8)も用意されていた。既に国内販売も決定しており、10月より6825円にて販売される予定だ。写真の通りレンズキャップと同様の薄さとなっていながら、レンズカバーも内蔵しており、文字通りレンズキャップとしても利用できる。来場者の反応も非常によいそうだ(注:ボディキャップレンズについては国内販売のニュースリリースが出ておりますので、価格をそちら記載のものと変更致しました)。
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