GF6はエントリー向けのモデルでもあり、フルオートの撮影モードである「おまかせiA」も重要。撮影モードダイヤルにおまかせiAのモードはなく、専用ボタンでオンオフする。これは瞬時にモードを切り替えられて便利。
おまかせiAは前述のようにシーン自動認識オートだが、新たに「料理」を自動認識するようになった。お皿の縁が入っていればいいようで、けっこう高い確率で料理だと判断してくれ、少し明るく鮮やかに撮れるようだ。
そして画面の「iA」アイコンをタップすると、iAモードとiA+モードを切り替えられる。iA+にするとホワイトバランスの調整やぼかしの調整(つまり絞り値)、露出補正を施すことができるようになる。普段のスナップならiA+モードだけで十分なほどだ。
またアイコンの下にお勧めエフェクト(クリエイティブコントロール)が表示されることがある。クリエイティブコントロールはいわゆる「デジタルフィルター」で全部で19個のエフェクトが用意されている。
LUMIXらしいのはシーンガイド。全23個のシーンが用意されていて、具体的な目的別にシーンを探せる。例えば人物だけでも6種類。逆光時のシーンだけでも「逆光でふんわり撮る」「逆光でしっかり撮る」と2種類用意されている。前者はプラスの補正をかけて明るく撮るし、後者はフラッシュを自動発光させる。
そんな感じでひとつのシーンに対してバリエーションが用意されているのがいい。
ほかにもHDR(ただし手持ちだと合成時にズレやすいので注意)、パノラマ撮影(エフェクトをかけたパノラマの撮影もできる)などデジタル時代ならではの撮影機能は豊富だ。P/A/S/Mの各モードもあり、マニュアル撮影もできる。これらの撮影機能は従来のLUMIXの発展系となっている。

メニュー画面は従来同様。十字キーでもタッチ操作でもコントロールできる。タッチしやすいようアイコンが大きいのがよい(写真=左)、プログラムオート時の撮影メニュー。超解像やHDR、コマ撮りアニメ機能なども用意されている(写真=右)
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