　NFC搭載のAndroid機であれば、PanasonicImageAppを起動してG6のNFCマークとスマートフォンのNFCマークをくっつければ自動的にWi-Fiで接続されて転送が可能になる。NFCを使わない、あるいはNFCを搭載しないiPhoneなどの場合は、G6のWi-Fiボタンを押し、手順に従って接続をすればいい。

Wi-Fiボタンをタップすると青LEDが点灯してWi-Fiが起動する。あとは新規接続か履歴かお気に入りかで手順に沿って進めればいい。NFC搭載のAndroid機ならこの過程を省略できる

　便利なのはスマホとG6をダイレクトに接続するほか、Wi-Fiアクセスポイントを使った接続もできること。だから家庭内やWi-Fiスポット下でもさっと接続できる。スマホとつないでできることは、リモート撮影、写真の転送、スマホをGPSロガーとして使い位置情報を記録する、の3つ。

iPhoneでリモート撮影中の画面。メニュー操作もでき、かなり高機能だ（写真＝左）、リモート撮影時の撮影設定はこのようにかなり細かく行える（写真＝中）、カメラ内の写真をスマホからブラウズ中（写真＝右）

　特にリモート撮影は物理的な操作が必要となるもの以外はかなり網羅されており、タッチAFやタッチシャッターがスマホから可能なほか、ホワイトバランスや連写モード、露出補正やISO感度など細かい設定も可能だ。ワイヤレスリモート撮影が快適に行えるカメラが欲しいのであれば、G6はお勧め。

　総じていえば、EVFもついてるしバリアングル液晶だし起動もAFもけっこう速いし機能も多いしグリップした感じもなかなかいい。多機能なのでこの手のカメラに慣れてない人には取っつきにくいように思うのだけれど、「iA」ボタンを押しておまかせiAにしちゃえばなんとでもなる。

　それにiAとシーンガイドとクリエイティブコントロールだけ使っててもけっこう楽しめる。スマホがあれば本格的なリモート撮影もできるわけで、デジタル一眼ではもっとも幅広い用途に対応する、上手にまとまった1台と言ってよいんじゃないかと思う。カッコよくなった、盛りだくさんミラーレス一眼といって過言ではあるまい。個人的にはタッチパッドAFが最高にツボでした。