ニコンが10月19日より販売開始する、フルサイズセンサーを搭載したデジタル一眼レフ「D610」を写真で紹介する。
新製品は2012年9月に発表された「D600」(製品レビュー)の後継製品であり、機能面での変更が少ないためか外観はほぼD600と同じ。エンブレムに「D610」と書いてなければ見分けが付かないレベルといっていい。
有効2426万画素のフルサイズ(35.9×24ミリ)センサーや画像処理エンジン「EXPEED 3」、AF/AEセンサーなど)はD600から変更されておらず、連写速度の向上(最高約6コマ/秒)、「静音撮影モード」(Q)と「静音連続撮影モード」(Qc)の撮影モードダイヤルへの実装、オートホワイトバランス精度の向上と小規模の改良に留まっている。
「静音撮影モード」(Q)はミラーダウンの音自体が抑えられているほか、シャッターボタン全押しの間はミラーダウンせず、半押し状態に戻すと同時にミラーダウンするため、ミラーダウンのタイミングに合わせて衣類などでカメラをくるむことでより、シャッター動作音を押さえることが可能だ。「静音連続撮影モード」(Qc)は静音状態のままで、約3コマ/秒の連写を行う。
そのほか仕様はボディサイズや各種ボタン類など含めてD600と同一といってよく、撮影メニューについても確認する限りD600とほぼ同じ項目が用意されているようだ。D600からはAWBの精度向上も変更点となるが、そちらについては後日掲載予定の製品レビューにて詳細を検討する。
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