BookLive! Reader Lideo（BL-121）――BookLive：電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、電子書籍ストア「BookLive!」専用のE Ink電子ペーパー端末「BookLive! Reader Lideo」を紹介する。

[山口真弘，ITmedia]

製品概要

　電子書籍ストア「BookLive!」専用のE Ink電子ペーパー端末。8480円という価格ながら、UQ WiMAXが提供するモバイルWiMAXを、回線契約や月額料金、通信料不要で利用できることが大きな特徴。

　製造元はNECで、タッチ操作に対応した16階調モノクロの6インチE Ink電子ペーパーを採用。同時期に発売されたKindle Paperwhiteやkobo gloの758×1024ドットという解像度よりもやや低い600×800ドットであるほか、フロントライトなども搭載しないなどベーシックな作りだが、画面下の「本棚」「書店」「メニュー」など直感的に操作できる5つのボタンや、文字サイズが大きめの表示など、シニア層を想定した設計がなされている。

　本体メモリ容量は4Gバイトで、microSDスロットは搭載せず、PCと接続してもUSBストレージとしては認識されない。またPDFの表示に対応しないことから、自炊ビューワとしての利用も実質的に不可能であるなど、BookLive!のコンテンツに特化した設計が特徴となっている。Web直販のほか三省堂書店をはじめとする書店ルートを中心に販売される。2013年2月には新色のシャンパンホワイトが追加された。

スペックで見る「BookLive! Reader Lideo」

メーカー	NEC
国内発売時期	2012年12月
発売時価格	8480円
専用／汎用	専用
OS	不明
OSバージョン	1.0.9.1002
サイズ（※最厚部）	110（幅）×165（奥行き）×9.4（高さ）ミリ
重量	約170グラム
解像度	600×800ドット
ディスプレイ	電子ペーパー（E Ink）
カラー／白黒	モノクロ16階調
画面サイズ	6インチ
通信方式	802.11 b／g／n、WiMAX
Bluetooth	なし
内蔵ストレージ	約4Gバイト
メモリカードスロット	なし
バッテリー持続時間（メーカー公称値）	最長1カ月（Wi-Fiオフで1日30分）
タッチ操作	対応
対応フォーマット	XMDF、.book、EPUB
コネクタ	USB（microB）
電子書籍ストア	BookLive!
その他	-

最終更新日：2013年5月14日

写真で見る「BookLive! Reader Lideo」

本体色は黒とシャンパンホワイトの2色をラインアップする。ベゼルと画面の段差はそこそこある

重量は約170グラムと、ソニーPRS-T2（約164グラム）と並び軽量な作り

本体サイズは他社の6インチE Ink端末と同等

画面サイズは6インチで、下部に5つのボタンが並ぶ

左側面。スロットやボタン類はない

右側面。こちらもスロットやボタン類はない

上面。こちらもスロットやボタン類はなくすっきりしている

底面。リセットボタン、microUSBコネクタ、電源ボタンを備える。この底面の仕様や画面直下のボタンなどはソニーReaderに酷似している

裏面。滑り止めの加工が施されている

ホーム画面。最上段には最後に読んだ本、中段と下段には購入済みの本が並ぶ。全体的に文字サイズが大きいことが特徴

ストア（BookLive!）の画面。おすすめやランキング、最近立ち読みした本などが並ぶ。もちろんジャンルや作品名での検索も可能

コンテンツを表示したところ。ページめくりは画面のタップもしくはフリックで行う。E Inkはやや濃く、アンチエイリアスも弱め

文字サイズは5段階から変更できる。やや大きめ寄りのサイズなのが特徴

ストアでは複数巻を持つコミックがシリーズ単位でまとまって表示されるので、同じシリーズの作品がリストを埋め尽くすといったことがなく見やすい

購入画面でもまとめ買いが可能