MeMO Pad ME172V――ASUS電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、イーブックイニシアティブジャパンとのコラボも話題になったASUSTeK製の7インチカラータブレット「MeMO Pad ME172V」を取り上げる。

» 2013年04月16日 14時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 ASUSTeK製の7インチカラータブレット。同社のNexus 7の弟分的な位置付けの製品で、OSにAndroid 4.1.1を採用しながらも、17800円というリーズナブルな価格が特徴。ASUSTeKから直販で販売されるほか、イーブックイニシアティブジャパンにより電子書籍とのセットモデルが用意されており、こちらは同社サイト上での販売となる。いずれにも3150円分のeBook図書券が添付される。

 外観、サイズはNexus 7に酷似しているが、画面の解像度は600×1024ドット、CPUはシングルコアの「VIA WM8950」を採用するなど、スペックではNexus 7よりもワンランク劣る。またHDMI端子、アウトカメラなどAndroidタブレットの多くが備える端子や機能の一部も搭載せず、Nexus 7には搭載されているBluetoothも省かれている。一方でメモリカードスロットを備えるのはNexus 7にない特徴。

 一般的な7インチタブレットということでとくに読書に特化した機能はなく、プリインストールされているeBookJapanのアプリ(ebiReader)のほか、Android 4.1に対応したさまざまな電子書籍ストアアプリを利用できる。なお海外では販路によっては16Gバイトモデルも用意されているが、国内では8Gバイトモデルのみの展開となる。ラインアップはWi-Fiモデルのみ。

スペックで見る「MeMO Pad ME172V」

メーカー ASUS
国内発売時期 2013年3月
発売時価格 17800円
専用/汎用 汎用
OS Android
OSバージョン Android 4.1.1
サイズ(※最厚部) 119.2(幅)×196.2(奥行き)×11.2(高さ)ミリ
重量 約358グラム
解像度 600×1024ドット
ディスプレイ 液晶
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 7インチ
通信方式 802.11 b/g/n
Bluetooth なし
内蔵ストレージ 8Gバイト
メモリカードスロット microSD
バッテリ持続時間(メーカー公称値) 最長7時間
タッチ操作 対応
対応フォーマット アプリに依存
コネクタ USB(microB)
電子書籍ストア eBookJapanなど
そのほか eBook図書券3150円が付属。海外での発売は2013年1月
最終更新日:2013年4月15日

写真で見る「MeMO Pad ME172V」

右60度傾斜外観 本体色はブラック
本体を持った写真 約358グラムと、Nexus 7よりやや重いが、同世代の7インチAndroidタブレットとしては標準的
CDとの比較 外観はNexus 7に酷似しているが、ボタンや端子類のレイアウトは大きく異なる

単体正面 正面。純粋なAndroid端末で、ホームボタンなどのインタフェースは画面上のボタンとして提供される
左側面 左側面。電源ボタンおよび音量調整スイッチを備える
右側面 右側面。特にボタン類はない

上面 上面。イヤフォンジャックを備える
底面 底面。メモリカードスロット、microUSBコネクタを備える。充電はmicroUSB端子経由で行う。HDMI端子は搭載しない
裏面 裏面。滑り止めの加工が全面に施されており、中央に「ASUS」のモールドがある。アウトカメラは搭載しない

メイン画面 一般的なAndroidタブレットであるため、ホーム画面も特に読書に特化した仕様はなく、eBookJapanのストアアプリ(ebiReader)が置かれている程度
コンテンツ表示画面 ebiReaderを起動したところ。タップするとトランクルームからダウンロードしたコンテンツの一覧を表示できる
コンテンツの一覧。タップすると起動する

プリインストールされているオリジナルコンテンツ「老人と海」を起動したところ。横向きで表示するとページ左右に大きい余白ができる
画面中央をタップすると進捗バーや文字サイズ変更のためのメニューが表示される

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