インタビュー
» 2006年01月24日 08時30分 公開

EAの生みの親、ザックマン氏語る構造改革としての2007年問題(3/3 ページ)

[聞き手:怒賀新也,ITmedia]
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EA推進のリーダーは誰?

ITmedia 企業の中で、エンタープライズアーキテクチャを実践するに当たって、キーマンになるのは、経営者、CIOなどで言うと誰になるでしょうか?

ザックマン なぜアーキテクチャが必要か。それは、それを使わないと、複雑すぎて良いものができないからです。

 ある人が、北米の108の企業にインタビューしました。そこで、Chryslerのアイアコッカ氏(元会長)やGEのウェルチ氏などを含めて、多くのCEOが回答していたのが、「変化に対応できるようにすること」が何よりも重要、ということです。

 しかし、それにもかかわらず、そうした企業のほとんどに、チェンジマネジメント(組織管理)に対応する役割を果たす人がいないという状況があるのです。ですから、私はチェンジマネジメントに対応できる人が必要になると考えています。過去の経験から、どんな組織にするべきかの絵を描かなくてはなりません。そして、そのときにもキーになるのが、アーキテクチャなのです。

 つまり、私の回答としては、EA推進のキーマンは、「チェンジマネジメントを担当する者」と同義です。そして、私は、CEO自身がそのアーキテクチャの責任者にならなくてはいけないと考えています。もしそれができないならば、ナンバー2の人がやるべきです。しかし、今現在、そういった役割を果たす人はほとんど存在していないのが実情です。

 アーキテクチャの責任者は、必ずしもそれをつくった人である必要はありません。大事なのは、アーキテクチャに沿って実行されているかを適切に管理することです。

ITmedia 現状、ザックマンモデルとしてのEAが目指すものと、実践する米国企業の間に何かギャップを感じていますか?

ザックマン アーキテクチャが何である、というものに対して、現在のEAのあり方はまだまだ発展段階だと感じています。産業社会から情報社会に進んでいけばいくほど、アーキテクチャが必要不可欠になっていきます。



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