米Yahoo!、Webコンテンツに位置情報を付加できるAPI「Placemaker」リリース日本語の地名にも対応

Yahoo!は、Webコンテンツ内のテキストの地名やジオタグを抽出し、位置情報を返すサービス「Placemaker」を発表した。

» 2009年05月21日 18時25分 公開
[ITmedia]

 米Yahoo!は5月20日、Webサービスに位置情報を付加するためのオープンなAPI「Placemaker」を発表した。開発者はこのAPIにより、Webページ、ブログ、フィードなどのコンテンツに位置認識機能を組み込むことができる。

 PlacemakerでWebページやフィードなどのコンテンツを指定すると、Placemakerが内容を分析して位置情報を抽出し、コンテンツに関連する位置情報としてメタデータを返す。Placemakerはジオコーダーではなく、プレーンテキストやHTML、XML文書内の地名のほか、W3Cの「Basic Geo Vocabulary」やHTMLのマイクロフォーマット「geo」や「adr」を識別する。日本語や韓国語などの2バイト文字の言語を含む21の言語に対応する。

 PlacemakerはYahoo!の開発者向けサイトでアプリケーションIDを取得すれば無料で利用できる。

 また同社は、Placemakerで利用するYahoo!の地図データ「GeoPlanet Data」をCreative Commons Attributionライセンスの下、無料で公開した。GeoPlanet Dataには複数言語による数百万の地名、位置情報識別子「WOEID」、各地名の位置関係情報などが含まれる。GeoPlanet Dataは開発者向けサイトでダウンロードできる。

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