米AMDの「Six-Core AMD Opteron」搭載サーバは、HP、IBM、Sunなどから6月中に出荷される見通しだ。
米AMDは6月1日、サーバ向け6コアプロセッサ「Six-Core AMD Opteron」(コードネーム:Istanbul)の詳細を発表した。既にOEM向けに出荷を開始しており、同プロセッサ搭載製品は、6月中にCray、Dell、Hewlett-Packard(HP)、IBM、Sun Microsystemsなどから出荷される見通し。低消費電力版のHE、EEシリーズ、性能最適化版のSEシリーズは2009年下半期に出荷予定。
AMD Istanbulは、現行の45nm(ナノメートル)Opteronプロセッサとソケット互換となるDDR2対応のSocket F(1207)を採用。2/4/8ソケットのサーバシステムに対応する。
メモリコントローラおよびI/Oをプロセッサに直接接続する技術「Direct Connect Architecture」やソケット間のトラフィックを減少させる技術「HyperTransport technology Assist(HT Assist)」により、従来より60%高速化したという。また電力制御機能の「AMD-P」により、クアッドコアOpteronより34%電力消費を削減できるとしている。
価格は、「Six-Core AMD Opteron 2427」が455ドル、「Six-Core AMD Opteron 2431」が698ドル、「Six-Core AMD Opteron 2435」が989ドル、「Six-Core AMD Opteron 8431」が2149ドル、「Six-Core AMD Opteron 8435」が2649ドル。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.