Google Waveの2つのコンポーネントがオープンソースに9月30日にプレビュー公開

Google Waveの要となる「Operational Transform」がApache 2.0に基づいてライセンスされた。

» 2009年07月27日 11時23分 公開
[ITmedia]

 米Googleは7月24日、リアルタイムコラボレーションのためのプラットフォーム「Google Wave」の2つのコンポーネントをオープンソース化したと発表した。約4万行のJavaコードをApache License Version 2.0に基づいてライセンスし、wave-protocolのサイトで公開した。

 公開されたのは「Operational Transform(OT)」とWaveのプロトコルを使った基本的なクライアント・サーバのプロトタイプ。Googleによると、OTはGoogle Waveのコラボレーション体験の中心となるコードで、このコードを製品品質のリファレンス実装に発展させる計画という。

 Googleは5月28日にGoogle Waveを発表したが、現在アクセスできるのは一部の開発者のみ。開発者に対し、これまでに「Google Wave API」やXMPPベースのプロトコル「Google Wave Federation Protocol」などが公開されている。7月20日付のブログ記事によると、9月30日には10万人のユーザーにプレビュー公開する計画だ。

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