オバマ政権によるコスト削減の取り組みの一環として、無駄のない新技術の調達を支援するサイトを開設した。GoogleやSalesforce.comのサービスが登録されている。
米連邦政府は9月15日、政府機関のクラウドサービス購入を支援するサイト「Apps.gov」を立ち上げたと発表した。ビベック・クンドラCIO(最高情報責任者)によると、同サイトはバラク・オバマ大統領による政府のコスト削減・技術革新への取り組みの一環という。
Apps.govは複数のベンダーによるクラウド関連サービスを検索、購入するアプリストアになっており、「ビジネスアプリ」「プロダクティビティアプリ」「クラウドITサービス」「ソーシャルメディアアプリ」の4つのカテゴリーに分けられている。クラウドITサービスにはまだ購入できるサービスは登録されていないが、将来的にはクラウドストレージや仮想マシンが購入できるようになるもようだ。
現在、米Salesforce.comのForce.comや米GoogleのGoogle Appsなどの有料サービスのほか、MySpace、Facebook、FriendFeed、Flickrなどの無料サービスも登録されている。有料サービスは、米一般調達局(GSA)のオンラインシステムを通じて購入する。
GoogleはApps.govについて公式ブログでコメントを寄せており、現在政府向けクラウドを構築中で、2010年中にはサービスを開始することを明らかにした。
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