世界の多くの人は、インターネットアクセスを「基本的な権利」と考えており、ネットを肯定的に受け止めている。日本人の8割以上はネットがないと生きていけない」と考えている。
インターネットへのアクセスは基本的な権利であると、約80%の人が考えている。BBC World Serviceがこのような調査結果を発表した。
この調査は世界26カ国で2万7000人の成人を対象に実施された。調査によると、インターネットを利用している回答者の87%は、ネットアクセスは「すべての人の基本的な権利」だと考えている。インターネットを利用していない回答者では、このように考えている人は71%だった。特に韓国、メキシコ、中国ではこの割合が高く、それぞれ96%、94%、87%だった。
またネットユーザーの多くは、インターネットがもたらした影響をポジティブに受け止めている。78%はネットがさらなる自由をもたらしたと考え、90%はネットをいい学習の場ととらえている。余暇にSNSを楽しんでいるという人は51%に上った。
ネットユーザーのうち、ネットなしでは生きていけないという回答は44%に上った。特に日本はこの割合が高く、84%だった。メキシコ(81%)、ロシア(71%)がそれに続く。
ネットの影響をポジティブにとらえる人が多い一方、「インターネットは意見を表明するのに安全な場か」に関しては意見が分かれた。安全だと答えた人は48%、安全でないと答えた人は49%だった。安全でないと答えた人の割合が高い国は韓国(70%)、フランス(69%)、ドイツ(72%)、日本(65%)、中国(55%)だった。
同様に、政府がネットを規制するべきかについても意見が割れ、ネットを規制すべきでないと答えたのは53%と約半数だった。
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