首位のBlackBerryは12ポイントもシェアを落とした一方、Androidは23ポイント増で横ばいのiPhoneを抜き、2位になった。
米調査会社Nielsenが8月2日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)における米スマートフォン市場に関する調査報告によると、米Googleの携帯OSであるAndroidを搭載したスマートフォンが、販売台数で米AppleのiPhone向けOSのiOSを抜き、カナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerryに次ぐ2位となった。
米携帯市場全体に占めるスマートフォンの割合は前年より2ポイント増えて25%になった。Nielsenは、2011年末までにスマートフォンが多機能携帯(feature phone)を上回ると予測している。
販売台数をOS別に見ると、首位はBlackBerryが守ったがシェアは33%と前年同期から12ポイント落とした。iOSを抜いて初めて2位になったAndroidは23ポイント増の27%、3位のiPhoneは23%だった。
ユーザー数では、BlackBerryが35%で首位、iOSが2位(28%)、米MicrosoftのWindows Mobileが3位(15%)で、Androidは4位(13%)だった。
Androidは急激に伸びてはいるが、OSへの忠誠度はiPhoneユーザーが最も高かった。Android、iPhone、BlackBerryのユーザーを対象に、次に購入したい機種のOSを聞いたところ、iPhoneユーザーの89%、Androidユーザーの71%、BlackBerryユーザーの42%が次も同じOSのスマートフォンを購入すると答えた。
一方、英調査会社のCanalysが同日発表した世界のスマートフォン市場に関する調査によると、第2四半期のAndroid端末の出荷台数は前年同期比886%増。米国市場では851%増でシェア34%になり、BlackBerryの32.1%を抜いて首位になったとしている。
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