ビル・ゲイツ氏とウォーレン・バレット氏が立ち上げた慈善プロジェクト「Giving Pledge」の下、40人の大富豪が財産の半分を慈善事業に寄付すると宣言した。
米Microsoftの共同創業者ビル・ゲイツ氏と著名投資家のウォーレン・バフェット氏は8月4日(現地時間)、6月に立ち上げた慈善的取り組み「Giving Pledge」の呼び掛けに対し、40人の米国の資産家が、資産の半分以上をなんらかの慈善事業に寄付すると宣言したと発表した。
Giving Pledgeは、米国の大富豪に、生存中あるいは死後に慈善事業に寄付するよう呼び掛けることで、社会問題の解決に貢献するという取り組み。賛同者はGiving Pledgeのサイトに誓約(pledge)文を掲載する。これは契約ではなく表明であり、寄付先は賛同者が選択する。大富豪が率先して寄付を宣言することにより、慈善事業への社会の関心を高めるのが目的の1つという。
賛同者の40人には、米Oracleのラリー・エリソン氏やMicrosoftの共同創業者のポール・アレン氏、米eBay創業者のピエール・オミダイア氏、米Qualcommの共同創業者のアーウィン・ジェイコブズ氏などのIT関連者のほか、ベンチャーキャピタリストのジョン・ドーア氏、映画監督のジョージ・ルーカス氏、ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏らが名を連ねる。
米国の資産家を対象に始めたこの取り組みは、今後世界に拡大していく計画だ。
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