ページの左肩部分にページ数が表示されている。iPhoneは1ページに表示できる文字数が少ないので、今読んでいるページはなんと1928ページ目だ。
今年は電子書籍が定着していくかどうかの試金石の年。島田篤氏「誰がためにITはある?」の電子書籍体験記のように、電子書籍を体験する人も増えていくだろう。もちろん、加藤恭子氏「きょこ コーリング」の[book]ザッポス伝説良かったです。人間は失敗しても大丈夫!のように、紙の書籍と電子書籍を読み比べ、結局、紙の書籍を読了したというケースもあるので、まだまだ電子書籍業界の試行錯誤は続くだろう。
気になるのは、ページ数表記の問題だ。谷川耕一氏「むささびの視線」の電子書籍のページ数表記でも触れられているが、iPhoneで小説を読んだ場合のページ表記がすごい。「ページの左肩部分にページ数が表示されている。iPhoneは1ページに表示できる文字数が少ないので、今読んでいるページはなんと1928ページ目だ。iPhoneで小説とかを読んでいると、次々とページをめくることになり、なんだか自分が速読できるようになったのではと錯覚するくらいだ」という。「このページ数表示だと、いったいいま自分がこの本をどれくらい読み進んだのかが分からない。トータルで何ページあるのか分からないので、いまが物語の佳境なのか、これからまだどんどん話が続くのか」――これではiPhoneで読破するのを諦めてしまうかもしれない。紙の書籍と違って、どれくらい読んだのかが把握しづらいのだ。そこで、電子書籍のページ数表記に必要なのは、「ページ数/総ページ数といったように、総ページ数に対していま何ページですよという表記も一緒に表示されている」ことなのだ。これがあるのとないのとでは、読みやすさが変わってくるだろう。
今後は、成井秀樹氏「なるいのDRM進化論」のソーシャルリーディングってどう考えたらいいのだろうか? 読書体験の共有って言うけどよく分からないねえ。にあるように、電子書籍とSNSとのつながりが密になり、さらに紙媒体の書籍と統合して便利になっていくだろうか。そのためにも、電子書籍は使いやすく、読みやすいものへと進化してほしい。
限りある地球という惑星の自然の営みの範囲でしか実現できない。自然災害にはどうしたって勝てない事も踏まえ、この言葉シンプルではありますが、それが時に傲慢・放漫に振舞ってしまう人間がそろそろ身に染みて考え始めるべき事なのかもしれません。
最後に紹介したいのは、佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」の限りある地球で限りない「成長」を追い求める愚というエントリーだ。コメントのやりとりも含め、読んでほしい。
以上、1月13〜19日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、筆者が気になったものを紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーにも目を通していただきたい。
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