ジュニパーネットワークスは、国立情報学研究所の「SINET4」にエッジルータやソフトウェアなどが採用されたことを発表した。
ジュニパーネットワークスは6月3日、同社のエッジルータ製品「MXシリーズ」やソフトウェア「Junos OS」およびソフトウェア開発キットが、国立情報学研究所の学術情報ネットワーク「SINET4」に採用されたと発表した。
SINET4では、東京と大阪のスーパーノードを含む全国8カ所のコアノードに「MX960」が導入された。MX960は1台あたり2.6テラビット/秒の処理能力を持ち、最高100Gbpsまでの回線速度に対応する。ポート密度を高めた「Multiservice Dense Port Concentrator」というカードを搭載することで、IPsec、J-Flowアカウンティング、トンネルサービス、フォワーディングプレーンといったアプリケーションやサービスを同時に稼働できるという。
これにより、SINET3で提供されてきたL1〜3の複数レイヤでのサービス提供に加え、ユーザーが希望するタイミングでリソースを提供するなどのサービス強化が図られるとしている。SINETは国内の700以上の大学や研究機関が接続し、最新となるSINET4が今年4月に運用を開始したばかり。
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