僕はこの社会のソーシャル化という流れを見誤っているのだろうか。ソーシャルメディアマーケティング市場の未来を過大評価しているのだろうか。
小川浩氏「Speed Feed」はソーシャルメディアマーケティング市場を過大評価しているのか?で、「消費者がソーシャル化し、政治がソーシャル化し、経済がソーシャル化しているわけで、社会生活全般がソーシャル化されるのも時間の問題だ」としている。しかし、それを事業目標として掲げると、「同じ業界にいる人ほど否定的な、もしくは斜に構えたような態度を取る」という。
福田浩至氏「ショック・アブソーバー」もFacebookで変わる署名活動のように「Facebookは共感者を効果的に集める装置として国内でも機能することを、十分に実感できました」という。Facebookが1つのツールとして確固たる地位を築きつつあるのは間違いないだろう。
LinkedInはビジネスネットワークを利用して自分の仕事の効率を高めるものであり、一般のSNSのイメージとは違って、ソーシャルな行動をするためのものではなく、あくまで仕事をするためのツールだということです。
種田元樹氏「mtaneda ブログ」の話題のLinkedIn、久々にログインにもあるように、オルタナブロガーの間で注目を集めているのが、LinkedInだ。果たして日本では流行るのか?
高橋誠氏「点をつなぐ」のLinkedInはソーシャルな行動をするためのものではないでは、「一般のSNSのイメージとは違って、ソーシャルな行動をするためのものではなく、あくまで仕事をするためのツールだ」という伊藤穰一氏の意見を紹介。そこが、谷口正樹氏「谷口正樹のビジネスSNS最前線」のいうFacebookとLinkedInの違いなのだろう。「Facebookはプライベートのコミュニケーションの場であり、LinkedInはビジネスの場である」。
活用のキモは、上田修子氏のLinkedInのコネクション承認基準(そろそろ、自分のポリシーを表明しておきますかぁ)や、小薗井康志氏「生涯ITエンジニアでいこう。」のLinkedin, connection 私のポリシーにあるように、自分の承認ポリシーを決めることだろう。目的の異なるSNSなのだから、mixiやTwitter、Facebookとは違うポリシーが必要だ。
谷口氏が取り上げたLinkedInの「推薦」機能がすごいも気になる。「個人が個人を推薦する」機能と、「個人が企業を推薦する」機能とがあるという。
リツイートされやすい時間帯は、午後5時ごろがピーク。午後から夕方にかけてがリツイートされやすい
FacebookやLinkedinなど新しいサービスが登場しても、従来のサービスがすぐに消え去るわけではない。金城辰一郎氏「CONNECT&CHANGE」のここまでTwitterが好きな理由を改めて考えてみたのように、「最近つくづく思うのですが、Twitterって本当にいいサービスですよね」と思う人もいる。金城氏は「2年近く使っているのですが、まったく飽きがきません、むしろどんどんのめりこんでいってい」るという。果たしてどういう点がそこまでのめり込ませているのか、自分と比較しながら読んでみると、何かに気付くかもしれない。
Twitterは、むやみやたらとやればいいというものではない。吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」によると、Twitterでリツイートされたければ17時頃につぶやけ!とのことだ。さらに、「リンクをクリックして欲しければお昼休みか夕方の業務終了直後を狙うと良い」ともいう。「これがFacebookになると情報のシェアは土曜日が多いという、ちょっとTwitterとは違う結果」も出たそうだ。
ただしこれは、アメリカの調査結果。吉川氏が指摘するように、「このあたり国民性も関係ありそう」だ。「日本でもこうしたリツイートされやすい時間帯やクリックされやすい曜日、はたまたトゥギャッターにまとめられやすい日時なんて調査を誰かやってくれないかな」と希望をチラリ。実現したら、ソーシャルメディアマーケティングの指標となるだろう。
以上、6月30日〜7月6日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、筆者が気になったものをいくつか選ばせていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーも読んでいただきたい。
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