富士通、システムテストの工程時間を短縮するサービスを開始

富士通が発売した「Fujet」は、システムテストの項目作成・実施・結果分析や、システム品質の検証作業などを代行するサービスだ。

» 2011年09月15日 19時55分 公開
[本宮学,ITmedia]

 富士通と富士通ミッションクリティカルシステムズは9月15日、企業のシステム構築のテストを行うサービス「Fujet」(Fujitsu efficient testing service・フュージェット)を発売した。テスト項目の作成・実施・結果分析や、システム品質の検証作業を代行することで、ユーザーのテスト工程にかかる時間を従来に比べ30〜50%程度短縮するという。

 同サービスは、次の4つのサービスで構成する。

  • ユーザー企業の業務分析を行い、テスト項目を策定、実施する「業務品質検証サービス」
  • 業務システムの信頼性診断や負荷テストサービス、セキュリティ診断などを行う「業務基盤品質検証サービス」
  • プログラム開発工程の段階から、コード規約やコード欠陥などのソースコード検査や脆弱性チェックを行い、プログラム品質の検証を行う「プログラム品質検証サービス」
  • テスト結果を可視化し、システムのリスク評価や品質評価を実施する「SQLCMサービス」
photo 「Fujet」のメニュー詳細(クリックで拡大)

 同サービスによって、ユーザーは信頼性の高いシステムを構築でき、保管したテスト分析結果をシステムの改版時に活用することで、システム品質を継続的に向上させることができるとしている。

 サービスの提供開始時期は10月1日。価格は100万円(税別)から。富士通はFujetの販売で、2013年度末までに売上20億円を目指す。

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