伊藤忠エネクス、コンテンツ配信クラウドとタブレットで営業力強化を図る導入事例

営業担当者が外出先でタブレット端末を開けば、自分に必要なセールスツールをすぐに利用できる仕組みとした。

» 2012年08月24日 15時51分 公開
[ITmedia]

 エネルギー販売の伊藤忠エネクスが営業力強化を目的に、NECのコンテンツ配信クラウドサービス「Contents Director」および同社製のタブレット端末「LifeTouch」を導入した。NECが8月24日に発表した。

 従来は営業担当者が外出する際に、自身に必要な資料データを社内サーバから検索し、紙に印刷して利用していたという。新たな仕組みでは営業担当者の所属部署や担当地域・取扱商品などに応じて、本部が選定した製品カタログや製品デモ動画などのセールスツールをContents Directorに入稿、公開日時を設定しておくと営業担当者が持ち歩くタブレット端末に配信される。

利用イメージ

 これにより営業担当者は、事前に資料検索などの作業が不要になり、外出先などでタブレット端末を開けば必要なセールスツールをすぐに利用できる。セールスツールごとに閲覧実績も把握できるので、ツールの見直しや拡充の際に参考にできるほか、紙資料の削減にもつながるとしている。

 8月から7拠点で試験運用を始め、10月にも本格運用に移行する予定。今後は営業支援アプリケーションの開発やタブレット端末のさらなる活用を進めていくという。

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