台湾セブンイレブン、NECの店舗システムを全面導入導入事例

台湾セブンイレブンが店舗システムを全面刷新。NEC製のPOS端末1万1000台と発注端末1万台の導入で、サービス向上やコスト削減を目指す。

» 2013年03月01日 16時39分 公開
[ITmedia]
photo 導入したPOS端末

 台湾全土に約5000店舗を展開する大手コンビニエンスストアチェーンの台湾セブンイレブンは、サービス向上や業務効率化、コスト削減などを目指して店舗システムを全面刷新した。システムを提供したNECが3月1日に発表した。

 NEC製のPOS端末1万1000台と発注端末1万台を全店舗に導入した。POS端末は、15インチディスプレイ2つと回転式キーボードを搭載。キーボードやプリンタの搭載で省スペース化を図ったほか、本体ストレージにはSSDを採用。HDD搭載端末と比べて耐衝撃性を向上させたという。


photo 発注端末

 発注端末は、端末上部のスキャナによる商品の検品や棚卸しや、7インチディスプレイでの商品発注を行える。ハンディターミナルとGOT(Graphic Order Terminal)の機能を兼ね備え、商品管理の効率化とシステム購入費の削減を両立するという。重さ約690グラム。落下時に衝撃を吸収するバンパーやクッションなども備える。

 NECは新システムを5カ月で約5000店舗に展開した。いずれも台湾セブンイレブン向けにカスタマイズされた製品で、個別販売は行っていない。

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