ミスタードーナツ、外食向けクラウドサービスとタブレットで店舗運営の評価時間を半減導入事例

ダスキンは同社の「ミスタードーナツ」事業において、NECのソリューションを活用した「Q.S.C.管理システム」を導入した。

» 2013年07月09日 17時26分 公開
[ITmedia]

 ダスキンは、同社の「ミスタードーナツ」事業において、店舗指導員であるエリアマネジャーの業務を効率化するために「Q.S.C.管理システム」を導入した。これを支援したNECが7月9日、発表した。

 Q.S.C.管理システムではNECの外食業向けクラウドサービス「NeoSarf/FoodService」を利用。約80人のエリアマネジャーが、フランチャイズを含む全国約1380店舗を定期的に巡回し、「Q.S.C.(品質、サービス、清潔さ)評価」をタブレット端末(NEC製の「LifeTouch L」)で入力して、業務を行っている。

 従来はエリアマネジャーがQ.S.C.評価の内容を用紙にチェック、オフィスに戻ってからPCに入力し、レポートを作成して各店舗に送信していた。新システムはタブレット端末を用いた直観的な入力と、評価レポートの即時生成を実現する。これにより、評価後にその場でレポートを見ながら、店主と改善点の確認・指導を行うことが可能になる。また、エリアマネジャーのQ.S.C.評価に要する作業時間を約140分から約70分に半減し、各ショップの改善指導、売上拡大施策の検討、本部への方針説明などの業務に注力することができるという。

レポート画面のイメージ

 さらに、タブレット端末の管理には利用状況の確認、盗難・紛失時のリモートでの端末ロック・データ消去、ソフトウェア更新などを管理者が一元的に行えるクラウド型MDMサービス「スマートデバイス管理サービス」を導入した。

 NECは、Q.S.C.管理システムのほかに、マスタ管理システム、店舗管理システム、SCMシステムなど各種業務システムもミスタードーナツに納入している。NECは今後も、ミスタードーナツの業務効率化・経営指導力強化に貢献するとともに、「NeoSarf/FoodService」の拡販を進めていくとしている。

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