明治安田生命、Windows 8タブレットを世界最大規模で導入導入事例

明治安田生命は、営業職員向けのオリジナル新営業端末「マイスターモバイル」として約3万台のWindows 8タブレットを導入する。

» 2013年08月07日 14時52分 公開
[ITmedia]

 明治安田生命保険は8月7日、営業職員(MYライフプランアドバイザー)向けにオリジナル新営業端末「マイスターモバイル」として約3万台のWindows 8タブレットの導入を決定したと発表した。日本マイクロソフトと端末を供給する富士通によれば、Windows 8タブレットの企業導入では世界最大規模だとしている。

 明治安田生命が導入する「マイスターモバイル」は、静電容量と電磁誘導の両方式に対応した広視野角の12.1インチ液晶ディスプレイおよび1日の所外活動に十分な駆動時間のバッテリを搭載するという。指によるマルチタッチ操作や入力、専用電子ペンを使った入力が可能になっている。サイズは幅278×奥行228×厚さ15ミリ、重さが約880グラム。

顧客先での利用イメージ

 また、NTTドコモの「Xi」サービスに対応した無線WANモジュールを内蔵しており、営業担当者が顧客先などで使う商品説明用のパンフレットや動画コンテンツを高速ダウンロードできる。顧客情報を端末内に保持せず、システム側で一元管理するほか、端末内蔵のSSDも暗号化を行うようにしている。

 今回のシステムは、契約後の各種手続きのペーパーレス化、電子サインによる手続き処理の簡素化および迅速化、現場での設計プランの作成・修正、契約内容確認といった顧客サービス品質の向上が目的であり、同システムでシニア層向けサービスの充実も順次図っていくという。

導入する「マイスターモバイル」端末。右は営業所内での利用イメージ

 導入開始は9月の予定で、国内約1200カ所の拠点に順次展開していく予定。年間約80万件の紙による請求書が電子手続きの対象となり、ペーパーレス化を実現させる。マイクロソフトによれば、端末に搭載する「Windows 8 Pro」も国内の生命保険業界では初めてだという。

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