新しいメディアミックス型サービスを提供、ジャパネットたかた導入事例

ジャパネットたかたは、富士通研究所の映像ソリューションを導入し、テレビにスマートデバイスをかざすだけで商品紹介サイトに自動接続するサービスを開始した。

» 2013年12月05日 18時18分 公開
[ITmedia]

 通販大手のジャパネットたかたは、富士通研究所が開発した新しい通信技術を活用した映像ソリューションを導入し、12月4日から通信販売番組「ジャパネットチャンネルDX」での運用を開始した。富士通が5日に発表した。

 ジャパネットたかたは、自社で行っている通信販売番組におけるスマートデバイスの新しい利用方法を検討し、視聴者に負担なく、簡単に自社のWebサイトに誘導する仕組みとして、スマートデバイス用専用アプリケーション「ジャパネットアプリ」を開発した。そのメイン機能として搭載される「テレビにかざして買い物カメラ機能」に、富士通研究所の映像ソリューションが採用されている。

サービスの仕組み(富士通より)

 同アプリによって、視聴者はスマートデバイスに内蔵されているカメラを通信販売番組にかざすだけで、映像に埋め込まれている人間の目には分からない付加情報を簡単に受け取ることができる。これまでユーザーは検索から商品紹介サイトにアクセスしていたが、このアプリからは自動的にアクセスでき、そのままWebサイト上で商品を購入できる。「直感的で便利な新しい購入スタイルを体感できる」(富士通)という。

 このサービスでは映像の中にアプリが識別するための信号情報をリアルタイムに埋め込むことができるため、これまで生放送の番組にも対応できる。なお視聴者には、通信販売番組の映像から取り込んだ情報であることと、「ジャパネットアプリ」からの通信であることをクラウド上で認識した上で、正しいWebサイトへの誘導を行うようにしているという。

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