久々に登場したモルダック。知らない読者の皆さんに説明すると、別名「Mordac the Refuser(拒絶者モルダック)」は会社のネットワーク管理者で、オフィスのIT環境をできるだけ使いづらくして社員をイラつかせることが仕事という人物。そう、あなたの会社の「あの人」とか「あの人」のことですよ……。
さて、5コマ目に出てくる「Wing it」とは、準備なしで即興すること、その場を取り繕うという意味。“He was clearly winging it and had no clue when we asked about the new policy.(新しい方針について聞いた時、彼は明らかに取り繕っていた)”と使います。語源は1800年代の舞台の慣習から来ており、舞台の袖:wingで見習い役者が待機していて、主役に何かあったときに代役として即興で演じることから来ているといわれています。
8コマ目の「Turn around」は、“He turned around the chair”のように物理的に「回転させる」「向きを変える」「振り向く」という意味以外にも、悪い状況から良い状況に好転する、立て直すことを言うときに“He turned around a failing business(彼はビジネスを立て直した)”、また「意見を変える」という意味で“She just turned around and said she's joining us after all(彼女やっぱり一緒に行くって)”と使うことができます。