うわあああ! 塩がない!
お塩、すぐにお持ちします
それはウソだね。こっちだって初めて外食してるわけじゃない!
君は塩を持ってくると言って、他のテーブルに気を取られる
その間、君が塩を持ってくることと全く関係ない作業をしているのをボクはここで座りながら怒り眺める
ボクのフライドポテトの温度が下がるにつれて、ボクのコルチゾールの値が上がる
5分もすれば、君もこのレストランの根性も大嫌いになる
あと、ケチャップもいる
それはもっと時間がかかります
ちょっとクレーマーの域に入っているディルバートですが、仕事のストレスを店員さんにぶつけてはダメですよ!
クレーマーという言葉は和製英語で、通常苦情やクレームを付ける人のことは“complainer”といいます。英語の“claim”とは「権利を有する事柄に対して要求する」ことで、例えば訴訟などの紛争や社会補償請求などで自分の権利や事実を主張する人間を“claimant”とはいいますが、「クレーマー」とはいいません。
“Hate (someone's) guts.”とは、直訳すると「(あの人の)内臓が嫌い」、つまりは「心底嫌い」「すごく嫌い」という意味です。そもそも“guts”は慣用句の中で「人の根本や本能」を指すのに使うことが多く、例えば“have a gut feeling”というと「直感」、“a gut reaction”というと熟慮する間もなく出た、率直な反応のことをいいます。
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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