小寺信良の現象試考:
著作権によるもうひとつのブレーキ
技術の進歩は新たな体験を利用者にもたらし続けてきたが、著作権法が思わぬブレーキをかけることもある。今年、本格離陸すると思われる「3D」についても、その懸念はある。(2010/2/8)
PC向け動画配信、市場はまだ「ない」? JASRACシンポで議論
動画のネット配信ビジネスのトライアルはさまざまに行われているが、国内ではこれといった成功例がない。コンテンツのネット配信ビジネスは今後どうなるのか――JASRACシンポでNHKオンデマンドの責任者や夏野剛氏などが議論した。(2009/11/20)
「実演家の権利尊重が国益につながる」――実演家3団体、権利処理の新組織
実演家3団体が、テレビ番組の2次利用に伴う出演者の権利処理を一元化することを目的にした新組織を設立。「実演家の権利尊重なくしてコンテンツ大国はない」と主張している。(2009/5/1)
小寺信良の現象試考:
日本式コンテンツ利用への序章
なぜ“著作物”は不自由なのか――その根源である「著作権」の運用を、許諾権ではなく報酬請求権に置き換える動きが進んでいる。それは著作権が肥大した時代の「揺り戻し」ともいえる。(2009/4/6)
小寺信良の現象試考:
「一億総クリエイター」という勘違いに至る道のり
ユーザーが生成するコンテンツ、User Generated Content(UGC)の創造が容易になり、「一億総クリエイター」時代が到来したと言われるが、それは本当だろうか。(2008/12/1)
小寺信良の現象試考:
21世紀型フェアユース論
デジタルとネットの世界における著作権侵害について、その手段や方法ではなく、抽象的な判断で可否を定めようというのが「フェアユース」だ。「日本版フェアユース」として議論も進められているが、注意しておくべき点はある。(2008/10/27)
老舗・松竹、自前で映画ネット配信 名作を有効活用、ファンの声を新作にも
松竹が、自前サイトを構築して映画の有料配信を始めた。1921年(大正10年)以来蓄積した2000本以上の映像資産の活性化が狙い。サイトを通じてファンの声を集め、映画制作にも反映させたい考えだ。(2008/5/22)
映像・音楽配信を許諾不要に 「ネット権」創設、有識者が提言
過去に上映された映画などを許諾不要でネット配信できるようにする「ネット権」の創設などを柱とする特別法の制定を有識者団体が提言。煩雑を極める権利処理をネット限定で簡素化し、ネット上でのコンテンツ流通を活性化するのが狙いだ。(2008/3/17)