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第89回 雪と寒さとまぶしさの関係今日から始めるデジカメ撮影術(4/4 ページ)

» 2008年01月24日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 動く被写体は連写機能で、と思うし、最近の連写機能は優れているのでこんな風にいい感じに撮れる。


 だが、この先は被写体を見失って真っ白な雪だけが写っておりました。コンパクトデジカメの連写機能ってどうしても連写中はファインダーの絵が止まったり、断続的になるので被写体を追いながら写すのは難しいのだ。直線的に動く被写体ならともかく、こんな風に左右にふられるともうダメ。

 やはり無理をせず「この辺で撮る」って決めた場所に向かって、数枚連写がおすすめだ。

 多くのコンパクトデジカメは連写中はフォーカスが固定されるので、無理に下まで追ってもピントがずれちゃうしね。


 ちなみに連写写真のその後。なんとかつかまえたときはピントがずれちゃってました。無事到着したところもパチリ。

雪の中のポートレートはフラッシュを積極的に

 アクティブな撮影に疲れたら今度はのんびりと。最近はこんな「雪玉生成機」があるらしい。雪をかき集めてこの型に入れると簡単に雪玉が作れるのだ。

補正なし(左)と補正あり(右)

 で、この連載でも何度も書いているけれども、人物より背景が明るいと、逆光に近い状態になり、顔が暗く写りがち。これもそう。雪のように真っ白で明るい背景だとしょうがない。

 そういうときはちょっとプラスの露出補正をしてやればいい。ちょっと明るく撮るだけで雰囲気ががらっと変わる。

 でも雪が背景の時はフラッシュをたいちゃうのがよいと思う。

雪玉を作ってるところ(左)、雪玉完成(右)。どちらもフラッシュをたいて

 フラッシュを強制発光させたのだけど、フラッシュの光と雪の白さって相性がよいみたいで、さほど不自然にならずに明るく撮れるし、目にもキラッとキャッチライトが入る。ちなみに、このニタッと笑った目で分かるように、このあと雪玉を投げつけられました。

 最後にスキー場らしい写真を。どちら+0.7の補正をかけて。雪景色はとりあえずプラス補正である。

雪玉機で作ってあったミニ雪だるま。どこかの子どもが作ったらしい(左)。板はカラフルなのでつい撮りたくなる(右)

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