7月29日に発表されたデルの「Studio Hybrid」は、同社のコンシューマー向けPCのミドルレンジに位置するStudioシリーズ初のデスクトップPCだ。とはいえ、CPUやチップセット、メモリやHDD、光学ドライブに至るまで、すべてノートPC向けのアーキテクチャやパーツが採用され、ACアダプタで駆動するなど“エコ設計”が徹底されている。
付属のスタンドを利用することで縦置き/横置きが可能だなだけでなく、簡単に取り外せるボディカバーを変更することで、さまざまな設置場所に対応できるのも特徴だ。ボディカラーはサファイアブルー/スレートグレー/トパーズオレンジ/ジェードグリーン/クォーツピンク/ルビーレッドの6色に加え、竹を使ったナチュラルバンブーの計7つが用意され、ボディカバーだけ後日購入することも可能だ(各色2000円前後/ナチュラルバンブーのみ1万円前後)。
標準でHDMI端子を備え、BTOメニューでBD-ROMドライブ(BD-ROMの読み出しが2倍速、DVD+R DLの書き込みが2.4倍速、DVD±Rの書き込みが8倍速のDVDスーパーマルチドライブ機能付き)とCore 2 DuoのCPUを選べば、超小型のBlu-ray Disc再生機能付きPCに仕上げることもできる。グラフィックス機能はチップセット内蔵のIntel GMA X3100だが、上記オプションを選択することでBroadcom製のアクセラレータが追加され、CPUに高い負荷をかけずにBru-rayタイトルを再生可能になる。
こちらの記事でお伝えしたように、アーキテクチャ面で新味はなく、価格も最小構成で7万円前後とAtom搭載のNettopに比べるとやや高めだが、シンプルなテレビサイドPCとして注目に値する製品が登場したといっていいだろう。
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