デル史上、最小のミニPC「Studio Hybrid」が登場テーマはエコ

» 2008年07月29日 13時00分 公開
[ITmedia]

竹製のボディカバーも選択可能

スロットインタイプの光学ドライブを備えた「Studio Hybrid」

 デルが発表した「Studio Hybrid」は、6月27日にリリースされた「Studio」シリーズ初のデスクトップPCだ。一般的なタワー型デスクトップPCに比べて約80%小型なコンパクトボディが特徴で、同社史上最小のデスクトップPCだという。仕様は同社おなじみのBTOで変更できるが、Celeron 550(2.0GHz)搭載のベーシック構成で7万円前後、Core 2 Duo T9300(2.5GHz)搭載のプレミアム構成で11万円前後の予定だ。

 Studio Hybridのボディサイズは78(幅)×211(奥行き)×216(高さ)ミリ(縦置き時/スタンドを含む)、重量は本体のみの約1.8キロと非常にコンパクトで、スタンドを変形させることで横置きにも対応する。ネジ1本でボディカバーが取り外せ、購入時にサファイアブルー/スレートグレー/トパーズオレンジ/ジェードグリーン/クォーツピンク/ルビーレッドのほか、竹製のナチュラルバンブーから選べるのも特徴だ(標準カラーはサファイアブルー)。また、ボディカラーは本体購入後も単体で手に入れることが可能という。

 システムのスペックは、Intel GM965 Expressチップセットを中心に、インテルのノートPCアーキテクチャが採用されている。CPUの選択肢はCore 2 Duo T9300(2.5GHz)/T8100(2.1GHz)/T7250(2.0GHz)、Celeron 550(2.0GHz)、メモリは4G/2G/1Gバイト(SO-DIMM×2)、HDDは2.5インチSerial ATA接続で容量は320G/250G/160Gバイト(いずれも5400rpm)だ。OSはWindows Vista Ultimate/Home Premium/Home Basic(いずれも32ビット版でSP1適用済み)が用意される。

20インチワイド液晶ディスプレイ「SP2009W」とのサイズ比較(写真=左)。ボディケースのオプションで用意される竹製のナチュラルバンブー(写真=中央)。ナチュラルバンブーのほかにも6色のボディカラーから選択が可能だ(写真=右)

標準でHDMIを備え、BD-ROMドライブも搭載できる

 標準でHDMI(Ver.1.2準拠)とギガビットLAN機能を備え、BTOではIEEE802.11a/b/g/n対応の無線LAN機能も選択できる。なお、グラフィックス機能はチップセット内蔵のIntel GMA X3100のみだが、光学ドライブでBD-ROMドライブ(DVD+R DL対応のスーパーマルチドライブ機能付き)を選んだ場合は、Broadcom製のアクセラレータ(PCI Express Miniカード)が追加され、超小型のAVマシンとして利用することも可能だ。

 電源は同社の法人向けノートPC「Latitude」と同じスリムなACアダプタで供給され、国際エネルギースタープログラムの新基準「Energy Star 4.0」に準拠することで、これまでの標準的なデスクトップPCに比べて約70%も消費電力を削減できるという。

 販売は8月末日から開始される予定で、ビックカメラやソフマップ、西友などの量販店でも同時に発売される見込みとなっている。

標準カラーのサファイアブルー(写真=左)。縦置きスタンドを変形させることで、横置きの設置も可能(写真=中央)。前面に2基のUSB 2.0とヘッドフォン、8in1メモリカードスロットが並ぶ。背面にDVI-IとHDMI、4ピンのIEEE1394や角型の光デジタル音声出力端子を備える(写真=右)

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