今回紹介するStudioノートはどちらもインテルプラットフォームとなる「Studio 17」と「Studio 15」の2製品だ。先日のCOMPUTEX TAIPEI 2008でAMDが発表した「Puma」こと新世代ノートPCプラットフォームを構成する、Turion X2 UltraとAMD M780Gの組み合わせが発揮するパフォーマンスに注目しているユーザーも多いと思うが、こちらも後日掲載するレビューでその性能を検証する予定だ。
Studio 17とStudio 15は、搭載する液晶ディスプレイがサイズが異なり、それに伴ってボディサイズも違っているが、そのディスプレイ関連のスペックとキーボード周りのレイアウトを別にすると、インタフェースの種類とその数(ただし、Studio 17はUSB 2.0の数が1つ多い)、本体に搭載されるパーツの構成とBTOで用意される選択肢の種類など、その仕様はほぼ共通している。
CPUは45ナノメートルプロセスルールのCore 2 Duo T9300/T8300/T8100とCeleron 550から選択、チップセットはIntel GM965 Expressを搭載する。グラフィックス機能は、チップセットに統合されるIntel GMA X3100を利用するか、外付けのGPUとしてMobility Radeon HD 3450(Studio 17ではMobility Radeon HD 3650)を搭載するか選択可能だ。
本体に搭載されるインタフェースには、HDMI、マルチメディアボタン、eSATAポートなどが用意される。内蔵ドライブはスロットインタイプで、BTOではBlu-ray Discドライブが選択可能だ。HDDは5400rpmのSerial ATA接続ドライブで、容量は120Gバイト、160Gバイト、250Gバイト、320Gバイト、640Gバイト(Studio 17のみ)が選択できる。OSは、Windows Vista Ultimate、同Home Permium、同Home Basicから選択。いずれも32ビット版のみの提供で、ServicePack1が適用されている。
液晶ディスプレイも、サイズがStduio 17が17インチワイド、Studio 15が15.4インチワイドと異なるものの、BTOで選べる最大解像度の選択肢は1280×800ドット、1440×900ドット、1920×1200ドットとどちらも3パターンが用意されている。キーボードレイアウトは大きく異なっていて、ボディの幅に余裕のあるStudio 17では右側にテンキーが搭載される。
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