デルの新ブランドノート「Studio 17」「Studio 15」ショートショートレビュー(1/2 ページ)

» 2008年06月27日 12時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]

精悍なスタイルと意外な「ガラバリ」が目立つ「Studio」ノート

 今回紹介するStudioノートはどちらもインテルプラットフォームとなる「Studio 17」と「Studio 15」の2製品だ。先日のCOMPUTEX TAIPEI 2008でAMDが発表した「Puma」こと新世代ノートPCプラットフォームを構成する、Turion X2 UltraとAMD M780Gの組み合わせが発揮するパフォーマンスに注目しているユーザーも多いと思うが、こちらも後日掲載するレビューでその性能を検証する予定だ。

 Studio 17とStudio 15は、搭載する液晶ディスプレイがサイズが異なり、それに伴ってボディサイズも違っているが、そのディスプレイ関連のスペックとキーボード周りのレイアウトを別にすると、インタフェースの種類とその数(ただし、Studio 17はUSB 2.0の数が1つ多い)、本体に搭載されるパーツの構成とBTOで用意される選択肢の種類など、その仕様はほぼ共通している。

 CPUは45ナノメートルプロセスルールのCore 2 Duo T9300/T8300/T8100とCeleron 550から選択、チップセットはIntel GM965 Expressを搭載する。グラフィックス機能は、チップセットに統合されるIntel GMA X3100を利用するか、外付けのGPUとしてMobility Radeon HD 3450(Studio 17ではMobility Radeon HD 3650)を搭載するか選択可能だ。

すべてのモデルでHDMIを搭載

 本体に搭載されるインタフェースには、HDMI、マルチメディアボタン、eSATAポートなどが用意される。内蔵ドライブはスロットインタイプで、BTOではBlu-ray Discドライブが選択可能だ。HDDは5400rpmのSerial ATA接続ドライブで、容量は120Gバイト、160Gバイト、250Gバイト、320Gバイト、640Gバイト(Studio 17のみ)が選択できる。OSは、Windows Vista Ultimate、同Home Permium、同Home Basicから選択。いずれも32ビット版のみの提供で、ServicePack1が適用されている。

 液晶ディスプレイも、サイズがStduio 17が17インチワイド、Studio 15が15.4インチワイドと異なるものの、BTOで選べる最大解像度の選択肢は1280×800ドット、1440×900ドット、1920×1200ドットとどちらも3パターンが用意されている。キーボードレイアウトは大きく異なっていて、ボディの幅に余裕のあるStudio 17では右側にテンキーが搭載される。

17インチワイド液晶ディスプレイを搭載したStudio 17
天板のカラーバリエーションを展開するほか、地図の等高線を模した「柄バリエーション」モデルも登場する

評価機の解像度は1440×900ドットだったが、BTOでは最大で1920×1200ドットが選択可能だ
基本的な構成と本体に搭載したインタフェースが共通するStudio 17とStudio 15だが、ディスプレイサイズとテンキーを備えたキーボードは視覚的に両者を区別できるポイントになる

Studio 17の正面
そして背面。このサイズのノートPCとしては非常にクリアになっている

Studio 17の左側面。奥(写真左側)からWiFiキャッチャー、ワイヤレスLANオン/オフスイッチ、アナログRGB、HDMI、USB×2、有線LAN、USB、IEEE 1394、ExpressCardスロット、8-in-1カードスロット
Studio 17の右側面。手前(写真左側)からヘッドフォン端子×2、マイク入力、内蔵ドライブ、USB×2、ACコネクタ、電源ボタン

底面パネルを取り外すとシステム基板の全体が姿を現す。Studio 17はボディにHDDを2台搭載できるが、写真右寄りに2台目用のHDDベイが確認できる
ExpressCardスロットに収納できるリモコンユニット

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月19日 更新
  1. PC版「ホグワーツ・レガシー」の無料配布が間もなく終了 累計販売4000万本突破、“ハリポタ”舞台のオープンワールド・アクションRPG (2025年12月18日)
  2. 徹底解説:iOS 26.2で解禁される「代替ストア・決済・ブラウザ」のメリットと、ユーザーが知っておくべきリスク (2025年12月18日)
  3. Thunderboltがあればメイン環境を持ち歩ける? 「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」と外付けGPUユニットを試してみた (2025年12月19日)
  4. ついにファッション界へ進出!? 「HHKBユーザーミートアップ Vol.9」濃厚イベントレポート (2025年12月18日)
  5. 電源内蔵で配線がスッキリする「エレコム スイッチングハブ EHC-G08MN4A-HJB」が17%オフの4980円に (2025年12月18日)
  6. Dynabook、バッテリー交換できる約1kg切りの個人向けCopilot+ PCを19日に発売 “スナドラ”モデルも登場 (2025年12月17日)
  7. aiwa、Intel N150を搭載した法人向け13.3型2in1ノート 有機ELディスプレイを搭載 (2025年12月18日)
  8. “空飛ぶ360度カメラ”「Antigravity A1」日本上陸 8K撮影/249g以下、20万9000円から (2025年12月18日)
  9. 手のひらで鍵が開く「SwitchBot 顔認証パッドPro」を試す 静脈認証の使い心地は? (2025年12月17日)
  10. モバイルディスプレイ「VAIO Vision+ 14」がカバースタンドを軽量化してリニューアル 既存ユーザー向けにスタンドの単品販売も (2025年12月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー