AIに予算20万円以下でピラーレスケースのビジネスPCを組んでもらって分かったことAIに聞く(1/6 ページ)

» 2024年05月04日 12時00分 公開
[王深紅ITmedia]
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 ゴールデンウィークの連休に、新しいPCを一式組んでみようという人も多いのではないだろうか。厳しい円安が継続する中で、なかなかPCパーツを購入するタイミングが難しいが、思い立ったら吉日だ。

 前回は予算30万円でゲーミングデスクトップPCを生成AIに聞いたが、今回は自作PCではやっているピラーレスケース(角に支柱がなく、内部システムを見ることができるケース)をベースにしたビジネスPCを組んでもらった。

 手元にPCやスマホさえあれば、時間も場所も問わずいつでも回答してくれるエージェントに投げかけた質問は下記の通りだ。プロンプト(呪文)や問い合わせるタイミングなどによって回答は一定ではないので参考程度に見てほしい。

  • あなたはPCショップ専門店の店員です。
  • 税込みの予算20万円以内で最新のビジネスPCを作ってください。
  • 必ずピラーレスケースを採用してください。
  • 利用したパーツの型番(CPU/GPU/メモリ/ストレージ/マザーボード/電源ユニット/ケース/OS)もリスト化してください。
  • お勧めのポイントも教えてください。

生成AIサービスを利用してビジネスPCのパーツ選定を指南

 今回利用したのは、Microsoft Copilot(Web版)/Perplexity/Gemini(旧Google Bard)/ChatRTXの4つで、いずれも無料で利用できる。

 Googleの対話型AIサービス「Gemini」は従来Google Bardと呼ばれていたもので、ここではGemini Proのモデルを使った。また、NVIDIAの「ChatRTX」(旧Chat With RTX)は、GPUにGeForce RTX 30以降/NVIDIA RTX Ampere or Ada世代を採用したPCが必須になるが、ローカル環境でAIチャットボットを利用できるのがポイントだ。

 最新バージョンではGoogleのLLM「Gemma」、オープンソースのバイリンガルLLM「ChatGLM3」、OpenAIの画像認識AIモデル「CLIP」、音声認識AIモデル「Whisper」といったAIモデルが新たに追加可能になった。

 各AIモデルはプルダウンメニューでChatRTXの画面からダウンロードして追加できる他、一度インストールすればプルダウンメニューで利用AIモデルを選べるので便利だ。

生成AI 自作PC NVIDIAのChatRTXは、自社のグラフィックスカードを必要とするものの、高速かつローカル環境で利用できるのがメリットだ。ただし、導入時のファイルサイズは11.6GBとかなり大きい
生成AI 自作PC ChatRTXでは、プルダウンメニューでAIモデルを切り替えられる
生成AI 自作PC 新しいAIモデルもプルダウンメニューで選択して「License」にチェックを入れるだけで導入可能だ
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