総じて言えるのは、ピラーレスケースをピックアップできておらず(Perplexityを除く)、ChatRTX(Llama2 13B int4)ではOSをWindows 10 Proとしたのはいいが、「これは最新バージョンの Windows であり、セキュリティの強化、生産性の向上、他の Microsoft 製品とのシームレスな統合など、ビジネスでの使用に必要なすべての機能を提供します」とのことだった。
これは無料のChatGPT(GPT 3.5)も同様で、CPUにRyzen 7 5800Xを選んだのはいいが、GPUに「統合GPUを搭載(ビジネスPCなので独立GPUは不要)」とあるのはいただけない。
それぞれで提案されたパーツ構成は、いずれも最新世代ではない“枯れた”(特にCPUやGPU)ものが多く、20万円をフルに使い切った構成が少なかった。ビジネスPCという“フワッとした”くくりも、現状の生成AIはあまり得意ではないのだろう。前回のゲーミングデスクトップPCのようにとがったチョイスは見られなかったが、生成AIごとにカラーが出たとも言える。
そこで、最後は筆者なりに多少こだわったオススメパーツを下記にまとめた。
ピラーレスケースの新モデルであるCorsairの「6500X Tempered Glass」を中心に、今Amazonで購入可能で予算20万円でできる限り高いパフォーマンスや快適な使い勝手、そしてホワイトカラーのパーツをまとめてみた。この構成なら、AIを使ったビジネス用途でも、ゲーミングでもそれなりに楽しめるはずだ。
せっかくの連休中ということもあり、アキバのPCショップで店員さんとキャッチボールしながらのパーツ選定をできればいいのだが、まずは生成AIを活用して、理想の自作PCを組み上げるのも一興だ。
| パーツ | 型番 | 税込み価格 | |
|---|---|---|---|
| CPU | Core i5-14500 | 4万4684円 | |
| CPUクーラー | Thermalright Frozen Notte 240 WHITE ARGB | 7429円 | |
| グラフィックスカード | 玄人志向 GG-RTX4060-E8GB/SF | 4万3209円 | |
| マザーボード | ASRock B760M-HDV/M.2 D4 | 1万1580円 | |
| メモリ | Acclamator OUNCE(16GB×2)DDR4-3200 | 9580円 | |
| ストレージ(SSD) | Samsung 990 EVO 2TB(PCIe 4.0 x4) | 1万9990円 | |
| 電源ユニット | ASUS Prime 750W | 1万4460円 | |
| ケース | Corsair 6500X Tempered Glass | 3万1777円 | |
| OS | Windows 11 Pro | 1万6850円 | |
| 合計 | 19万9559円 | ||
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