最近は、スマートウォッチやスマートバンド、そしてスマートリングなど、ウェアラブルデバイスの選択肢が増えてきた。特に心拍数や歩数、睡眠計測などのヘルスケア関連は、どの製品を選んでも問題がないと言えるほどに基本機能が底上げされている印象だ。
そのような中で、Zepp HealthがAmazfit(アマズフィット)ブランドから、ディスプレイを持たないウェアラブルストラップ「Helio Strap」を発売した。直販価格は1万5900円と、1万円を切るスマートウォッチやスマートバンドが珍しくないことを考えると、決して「安価なエントリーモデル」と言える製品でもない。
どういった製品で、スマートウォッチと何が違うのか。実機を数日試用してみたので紹介していこう。
Amazfit Helio Strapは、ディスプレイがないスマートウォッチ、あるいはスマートバンドのような製品だ。物理ボタンも搭載されておらず、本体側では操作は一切行えない。
背面には、最近のAmazfit製品では標準機能となっている「BioTracker PPG」バイオセンサー(5PD+2LED)を搭載する。皮膚温度の計測にも対応しており、本体は5気圧防水で水泳にも利用できるとのことだ。
ディスプレイがないシンプルなスタイルだけに、本体サイズが小さいのかというとそんなこともない。一般的なスマートウォッチくらいのサイズ感で、背面センサーを含めた厚さは約11mmとなっており、「Amazfit Active 2 Square」と同じだ。センサー部を含めなければ、むしろHelio Strapの方が厚みはある。
充電には、専用の充電台を使用する。形状的に「Amazfit Balance 2」に付属するのと似ているが、Helio Strapの方が一回り小さく、互換性はない。
バッテリー持続時間は、通常使用で最大10日間(公称値)だ。実際に心拍数モニタリング/睡眠モニタリング/睡眠呼吸の質/ストレスモニタリングを有効、血中酸素モニタリングは無効という設定で使用したところ、1日あたり約10%のバッテリー消費となった。
これならば7日〜10日程度はバッテリーが持ちそうだが、うっかり充電が切れていたということにならないよう、入浴時に充電するなど小まめな充電を心掛けた方が良さそうだ。
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