Amazfitブランドを展開するZepp Healthは10月10日、同社初となるスマートリング「Amazfit Helio Ring」の国内販売を開始した。価格は4万9900円で、カラーはチタンの1色となる。リングサイズはUSの8/10/12号の3サイズが用意されている。
コロナ禍で一躍注目を集めたスマートリングだが、有名なのは何といっても Oura Health Oyの「Oura Ring」だろう。国内では他にもSOXAIの「SOXAI Ring」などいくつかのスマートリングが販売されており、海外ではSamsung Electronicss(サムスン電子)も「Galaxy Ring」を発売するなど、徐々に認知されるようになってきたようだ。
今回、メーカーからレビュー用機材をいち早く提供してもらい、数日利用してみたので、主に何ができるのかを中心に紹介しよう。
Heliro Ringは、外装がチタンで内側は樹脂という構造だ。外装は出っ張りなどがないシンプルなデザインだが、装着時に上になる部分に細かいドットが印刷されている。表面にはLEDなどは何もなく、装着してしまうと見た目はただの指輪だ。
また、腹側には「|」の刻印がある。これはセンサーが腹側に来ている必要があり、凹凸のないデザインだと装着位置の上下が分からないためだろう。
内側には、PPG心拍センサーの他に、皮膚電気活動(EDA)センサーが確認できる。このEDAセンサーにより、手汗からストレスレベルを測定できるとのことだ。
充電には、専用の充電台を利用する。充電台はリングのサイズごとに異なるので注意が必要だ。例えば、家族と合わせて8号と10号を利用しているような場合、10号の充電台で8号のRingを充電したり、その逆に8号の充電台で10号のRingを充電したりはできない。
Helio Ringで計測できる項目は、心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル/歩数/消費カロリー/睡眠スコアなどだ。計測データはスマートフォンのZeppアプリで確認できる。
歩数や消費カロリーはHelio Ringで記録可能だが、ウォーキングやランニングなどの運動記録自体を行うことはできない。もちろん、スマートフォンのZeppアプリ側で明示的に運動記録を開始すれば、スマートフォンのGPSと合わせて経路を含めた記録は行えるが、それをHelio Ringの機能というのは違うだろう。
バッテリー持ちに関しては、公称で最大4日間となっている。ただし、これは睡眠呼吸の質や血中酸素モニタリングなどが無効の状態だ。これらを一通り有効にした状態では、丸3日でバッテリー残量が8%となった。本音を言うともう少し持ってもらいたいところだが、指輪という限られた形状/スペースにバッテリーを搭載する以上、仕方がないところだ。
満充電には約1時間40分かかるので、バッテリーを使い切ってから充電するよりも、毎日決まった時間に充電を行う習慣をつけた方がいいかもしれない。
なお、Helio Ringは、他のAmazfitスマートウォッチと併用することが可能だ。日中はスマートウォッチを身に着け、寝るときにHelio Ringという使い分けをしても、全てのデータはZeppアプリで一元管理できる。両方を同時に見つける場合には、データを補完することでより正確な結果が得られるとのことだ。
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