Zepp Healthは6月24日、Amazfitブランドの最新スマートウォッチ「Amazfit Balance 2」(アマズフィット バランス ツー)、「Amazfit Active 2 Square」(アマズフィット アクティブ ツー スクエア)、およびアスリート向けスマートバンド「Amazfit Helio Strap」(アマズフィット ヘリオ ストラップ)の国内販売を開始した。価格はそれぞれ4万3890円、2万3900円、1万5900円となる。
Amazfit Balance 2は、2023年10月に発売された「Amazfit Balance」の約2年ぶりの後継モデルだ。
Amazfitブランドには、アウトドア向けの「T-REX」シリーズや、よりカジュアルな「Bip」シリーズもあるが、普段使いのスマートウォッチとしては、Amazfit Balance 2がフラッグシップモデルという位置付けになる。
今回は、そのAmazfit Balance 2のレビューをお届けしよう。
まず外観からチェックしていこう。Amazfit Balance 2は、GTRやGTSシリーズから続くクラシカルな円形デザインを踏襲する。全体的にはAmazfit Balanceに似ているが、ややT-REXシリーズのようなマッシブな印象になっている。
フレームはアルミニウム合金で、ボトムケースは強化樹脂製だ。本体は約47.4(直径)×12.3(厚さ)mmと前モデルよりも一回り大きくなっている。重量も約35gから約43g(いずれもバンドを除く)と重くなっているが、これは、バッテリー容量が増量されたことも関係しているのだろう。
また、防水性能が5気圧防水から10気圧防水にアップしたのに加え、45mまでのフリーダイビングにも対応した。MIL規格(MIL-STD-810G)の6項目の試験(低気圧試験/高温試験/低温試験/温度衝撃試験/振動試験/衝撃試験)もクリアしており、見た目同様に、アウトドア向けのT-REXシリーズに迫るタフネス性能も備えている。
ディスプレイは1.5型のHD AMOLEDD(有機EL)で解像度は480×480ピクセルとサイズは前モデルと同じだが、カバーガラスにはサファイアガラスが採用されている。
ボタンは右側面に2つ搭載する。上ボタンはシングルクリックで運動メニューの表示、長押しで音声アシスタント「Zepp Flow」の起動だ。下ボタンはシングルクリックでアプリ一覧、長押しで電源オフや再起動のメニューが表示される。また、ほとんどの画面では上ボタンで「決定」、下ボタンが「戻る」操作に割り当てられている。
ただ、多くのスマートウォッチは、上ボタンがアプリ一覧、下ボタンでカスタムメニューとなっている印象がある。操作的にも上ボタンで「ホームの表示」、下ボタンで「決定」というのが一般的だろう。
このため、最初は操作に戸惑ってしまったが、実はデフォルトで有効になっている「ボタンモード」をオフにすると、この一般的な操作に変更できる。また、ボタンモードが有効の場合(デフォルトの場合)、下ボタンで表示する機能を変更できないのだが、ボタンモードをオフにすると設定から変更が可能になる。
「ボタンモード」が有効になっているのは、初期ファームウェアの不具合かとも思ったのだが、ユーザーガイドを見るとボタンモード有効が想定された操作のようだ。なぜこの操作にしたのかは分からないが、他のスマートウォッチに慣れている人ほど戸惑うと思うので注意してほしい。なお、ボタンモードは「設定」→「アクセシビリティ」→「ボタンモード」でオン/オフが可能だ。
背面には、BioTracker PPGバイオセンサー(5PD+2LED)を備えている。心拍数、睡眠の質、血中酸素レベル、ストレスをリアルタイムかつ高精度に測定できるとしている。ベルトはバネ棒で簡単に交換可能だ。
なお、製品にはブラックとラバ(赤)の2種類のシリコンベルトが付属する。
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