Amazfit Balance 2は、OpenAIのGPT-4oを統合した独自の音声AIアシスタント「Zepp Flow」に対応している。スマートウォッチの各種設定や操作を音声で指示できるのに加え、ChatGPTやGeminiなどの音声AIと同様、一般的な内容に関しても質問可能だ。
あまり複雑なタスクには向かないと思うが、アラームの設定や天気の確認などのちょっとした内容であれば、十分に実用的な機能と言えるだろう。
計測データは、スマホアプリ「Zepp」(Android 7.0以上/iOS 14以上)で管理する。Zeppに限らず、最近のヘルスケア関連は細かい数値を見るというより、計測したデータを基に算出されるスコアを確認するというものが主流になっている。
Zeppでは「レディネス」スコアがそれにあたる。もちろん、必要に応じて細かいデータも確認できる。
なお、Amazfit Balance 2はレディネススコアとは別に、体調の変化を数値化して表示する「Bio Charge」機能を新たに搭載する予定となっている。今後のアップデートで追加されるとのことだ。
Amazfit Balance 2は、普段使いからアウトドアユースまで幅広く対応できる、高い完成度を誇るスマートウォッチだ。タフなボディーや10気圧防水、フリーダイビング対応といったスペックはT-REXシリーズにも迫りつつ、日常利用での快適性や軽快な操作性も両立している。
さらに、Zepp Flowや音声メモ、ゴルフモード、オフラインマップなど、実用的かつユニークな機能が多数搭載されているのもポイントだ。
価格は4万3890円と手ごろとは言えないが、機能の充実ぶりを考えると十分納得できる。Amazfitのフラッグシップとして、しばらくは「バランスの取れた1本」として活躍してくれそうだ。
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