製作総指揮&ストーリーにジョージ・ルーカス、監督にスティーブン・スピルバーグ、主演にハリソン・フォード、この黄金トリオが前作から19年ぶりに再結集して作り上げたシリーズ4作目「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が、11月7日に2枚組スペシャル・コレクターズ・エディションとしてBlu-ray Disc化。
特典は「帰ってきた伝説」「撮影スタート前」「製作日誌:『クリスタル・スカルの王国』のメイキング」「戦士のメーキャップ」「クリスタル・スカル」「伝統的な小道具の数々」「視覚効果の秘密」「撮影終了後の冒険」「接近!チーム・インディ」「プレビズ映像」「ギャラリー」「予告編」など3時間以上に及ぶ。また、ブルーレイのみの特典「インディ・ジョーンズ タイムライン」も収録している。なお、シリーズ1作目〜3作目のBlu-ray Disc化は現時点ではアナウンスされていない。
舞台は米ソ冷戦時代の1957年。宇宙の神秘を解き明かすといわれるクリスタル・スカル(水晶のドクロ)。アマゾンのある都市から盗まれたスカルを、神殿に戻した者だけが特別なパワーを手に入れられるという伝説があった。冷酷なソ連将校のイリーナ・スパルコはインディを捕らえ、スカルの捜索を強要する。相棒の裏切りなどの窮地に陥りながらも何とかスパルコの下から逃げ出したインディの前に、謎の青年マットが現れる。マットから、スカルを追っていた旧友オクスリー教授の命が危ないことを知らされたインディは、彼と共にオクスリー教授を捜してペルーへと飛ぶ。
老けたとはいえ、ハリソン・フォード演じる元気なインディ・ジョーンズが見られただけでも感涙もの。悪役に扮する「エリザベス」のケイト・ブランシェットはワカメちゃんカットが良く似合い、軍服姿も美しい。インディの相棒として登場する「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフも、ハリソンとの相性は抜群だ。インディの元彼女、マリオンが戻ってきたのも見どころのひとつ。56歳になったカレン・アレンは今も笑顔が魅力的だ。
「インディ」シリーズにとって欠かせない要素、アクションと神秘性、ユーモアは健在。崖を疾走するカーチェイス、ジープの上での剣バトルなど、手に汗握る活劇とスリルの連続、気持ち悪い虫やヘビなどのお約束も用意されていて、これだけでもモトがとれた気分。何よりうれしいのは、モノではなく体験こそが宝物だという「インディ」のスピリットがきちんと貫かれていたこと。
最後のオチに賛否あるのも分るが、期待を裏切らない娯楽大作として十分に楽しめる。映画ファンならば、ジョン・ウィリアムズのあのテーマ曲を聞いただけでワクワクするだろう。
関連サイト:http://www.indianajones.jp/top.html(公式サイト)
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