カシオ計算機は6月11日、コンパクトデジタルカメラ“EXILIM Hi-ZOOM”「EX-H10」を7月3日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後(※初出時、販売開始日が誤っておりましたので訂正させて頂きました)。
高速連写機能などを備えない、スタンダードタイプな“EXILIM”のハイエンドに位置づけられるモデル。1回の充電で約1000枚の撮影が可能なほか、10倍ズームの広角レンズや人物&風景の撮影に適したモードなどをそなえており、同社では「旅行に最適」としている。
撮像素子は1/2.3型有効1210万画素CCDで、これに24〜240ミリ(35ミリ換算)の光学10倍ズームレンズを組み合わせる。手ブレ補正機能はCCDシフト式だ。高倍率レンズを搭載しながらもサイズは102.5(幅)×62(高さ)×24.3(奥行き)ミリ/約164グラム(本体のみ)と「10倍レンズ搭載機では世界最薄最軽量」のコンパクトさを実現している。
画像処理エンジンには「EXILIM エンジン4.0」を搭載しており、「EX-Z300」などに搭載された人物の顔を美しく撮影できる「メイクアップ」のほか、新たに、鮮やかな色をより引き立てる「鮮やか風景」とかすみがかった風景からかすみを取り除く「もや除去」を備えた。
2つの新モードについては専用ボタンから起動可能。撮影時に画像解析を行い、トーンバランスや色域を変化させるため、プリセットの撮影モード集である「ベストショット」よりも意図した仕上がりに近い結果を得ることが可能だ。
被写体を高速連写して簡易動画をカメラ内で作成、そこに背景を合成することで「写真の中で被写体が動く」という動画を作成できる「ダイナミックフォト」も進化した。合成時に被写体のサイズを変更できるほか、カメラ内で動画をMotionJPEG(拡張子は.AVI)に変換する機能も備えた。
記録メディアはSDメモリーカード(SDHC対応)で、35.7Mバイトのメモリも内蔵する。動画については640×480(30fps)/320×240(15fps)のほか、1280×720(24fps)のハイビジョン動画撮影も可能だ(動画はいずれもMotionJPEG、拡張子.AVI)。
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