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宮崎あおいさん「好きなのぜんぶ入り!」 オリンパス・ペン E-P1 発表会(1/2 ページ)

» 2009年06月16日 18時56分 公開
[ITmedia]

 オリンパスは6月16日、マイクロフォーサーズ規格のデジタルカメラ「オリンパス・ペン E-P1」を発表した(→“デジタルPen” 「オリンパス・ペン E-P1」登場)。

 新製品の発表会にはCMキャラクターを務める女優の宮崎あおいさんも登場したほか、同社からは2008年8月の規格表明から10カ月の時を経て登場した「E-P1」に対する期待が語られた。

photo 「オリンパス・ペン E-P1」
photo 自身も趣味で写真を撮るという宮崎あおいさん

 同社は1996年に「CAMEDIA C-800L」でデジタルカメラ事業に参入。デジタル一眼についても「E-1」ではダストリダクションシステム、「E-330」ではフルタイムライブビューなど先進的な機能を他社に先駆けて搭載してきた。また、フォーサーズシステムによる小型軽量化も積極的に進めており、「E-410」はレンズ交換式デジタル一眼レフカメラとしては世界最薄・最小・最軽量(当時)を実現した。

 フォーサーズシステムによって小型化を進めたが、それでもまだデジタル一眼には“大きくて・重い”との声が多い。しかし、それはデジタル一眼を小さく・軽くできれば、1億2000万台近いコンパクトデジカメ市場から多くの人をこちらへ呼び込むことができる――。同社代表取締役社長の菊川剛氏は、マイクロフォーサーズ規格による小型デジタル一眼の可能性に期待する。

 ただし、菊川氏は新製品がコンパクトデジカメとデジタル一眼の中間を埋める製品ではないとも強調する。「E-P1は撮影を楽しむという原点にかえった製品であり、“上質”がキーワード。“上質な持ちモノ”“上質な操作性”“上質な表現力”。これらの特徴を兼ね備えた新世代マイクロ一眼だ」

 オリンパスイメージングの小川治男氏(SLR事業部 本部長)はデザインに注目して欲しいと語る。まずはコンセプトを煮詰める作業から開始し、5つのモックアップを作成した。最終的には現在のカメラらしいデザインに落ち着ついたが、これは「ペン」を知る世代だけではなく、若い層からも評価されての結果だという。

photo

 「いろいろと機能についても説明したいが、特徴をひと言で表せば“上質感”。停滞しているデジカメ市場を揺り動かすことのできる製品だと自負している」(小川氏)

 小川氏からはマイクロフォーサーズ規格のレンズロードマップについても言及された。E-P1の発表にあわせて「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」の2本が発表されたが、来年春には「利便性を重視した」(同社)、小型超広角ズームと小型高倍率ズームが投入される予定だ。

photophoto 「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」装着時。沈胴式のため使用時にはレンズがせり出す

 なお、マイクロフォーサーズ規格の製品を投入することで開発リソースが分散してしまうのでは?という質問については、「マイクロフォーサーズ/フォーサーズについて、開発の共通化を行っている」と両規格の製品を併存させる意向を示した。

photophoto Pen Fとならんで(写真=左)、マウントアダプターを利用すればフォーサーズ/OMのレンズも利用できる(写真=右)

 オリンパス・ペン E-P1は7月3日より販売開始され、発売記念として、「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」を組み合わせたパンケーキセットならびに、「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」と「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」の2本をセットしたツインレンズキットには、光学ビューファインダー「VF-1」が同梱されるほか、予約購入者にはもれなくフォーサーズアダプター「MF-1」もしくはSDメモリーカード(8Gバイト)がプレゼントされるキャンペーンも行われる。

photophoto 光学ビューファインダー「VF-1」の取り付け例
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