ソニーはデジタル一眼レフカメラの新製品「α850」「α550」「α500」を欧米にて発表した。α850は9月、α550/500は10月より販売開始の予定。Sony Style USAでの販売価格はα850が1999.99ドル、α550が949.99ドル、α500が749.99ドル(いずれもボディのみ)。
いずれも現時点では日本国内で発表されていないモデルで、同社は「日本国内ではα550の発表/発売を検討」としている。
「α850」は35ミリフルサイズ/2460万画素の“Exmor”CMOSセンサーに、画像処理エンジン「BIONZ」をデュアル構成にて搭載したモデルで、フルサイズセンサーの搭載や型番から「α900」の廉価版とみられる。
9点測距(中央デュアルクロス)とアシスト10点を組み合わせたAFや、最大4段分のボディ内手ブレ補正、3型(92万画素)液晶などはα900と同一スペックだが、光学ファインダーについては視野率98%(α900は約100%)となっている。α380などの「クイックAFライブビュー」は非搭載となっている。
「α550」「α500」はそれぞれ1420万/1230万画素の“Exmor”CMOSセンサー(サイズは23.4×15.6ミリのAPS-Cサイズ)を搭載、「new enhanced BIONZ」との組み合わせによって最大ISO 12800での高感度撮影を低ノイズで行える。
既存製品と同様のクイックAFライブビューのほかに、直接撮影用のCMOSセンサーから映像を液晶へ映し出す「Manual Focus Check Live View」モードも新たに用意される。本モード使用時の視野率は100%で、任意の場所を拡大(7/14倍)して表示することもできる。クイックAFライブビュー利用時に顔検出機能を利用することも可能になった。そのほか、複数写真を撮影して合成する「HDR」も搭載している。
α550は最大秒間7コマの連写も行えるほか(α500は秒間4コマ)、背面液晶も高精細なタイプが利用されている(α500は23万画素、α550は92万画素)。
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