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そろそろ知っておきたい“LED電球”の選び方(中編)(1/2 ページ)

» 2010年02月03日 18時58分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 昨年夏、シャープの参入をきっかけに価格が一気に下がり、普及に向けて加速を始めた家庭用LED電球。主要な家電メーカーは次々とLED電球の市場に参入し、今やパナソニックや東芝ライテック、シャープ、日立ライティング、NECライティングなど、おなじみの顔ぶれがそろっている。そこで今回は、主なメーカーごとにLED電球のラインアップと製品の特徴について紹介しよう。なお、専門用語やスペックの見方については、前編を参照していほしい(→そろそろ知っておきたい“LED電球”の選び方(前編))。

東芝ライテック

photo 100ワット相当の明るさを実現した「LEL-AW8」。E26口金用で、根本がすっきりとしたフォルムも特徴だ

 「E-CORE(イー・コア)」というブランドで早くからLED電球を展開している東芝ライテック。注目の商品は、なんといっても白熱電球で100ワット相当の「LEL-AW8」シリーズだ。各社とも上位クラスのLED電球は白色タイプで530〜560ルーメン程度、電球色タイプで320〜450ルーメンくらいのものが多いが、LEL-AW8は昼白色タイプで810ルーメン、電球色タイプは600ルーメンというスペックを実現している。価格も最安で5000円台前半くらいまで下がった。とにかく明るいLED電球がほしいという人は要チェックだ。

 このほか、E26口金に対応したLED電球としては、調光器に対応した「LEL-AW4L/D」(電球色)およびLEL-AW4N/D」(昼白色)、「LEL-AW7L/D」(電球色)および「LEL-AW7N/D」(昼白色)、調光器に対応しないスタンダードタイプの「LEL-AW4L/2」(電球色)および「LEL-AW4N/2」(白色)と、「LEL-AW6L/2」(電球色)および「LEL-AW6N/2」(白色)がある。また、スポットライトやダウンライトに最適なミゼットレフ形の40ワットおよび60ワット相当の「LEL-SL」シリーズや、屋外でも使用可能なビームランプ形75ワット・100ワット相当の「LEL-BR」シリーズもある。さらに、薄型構造のGX53口金に対応したフラット形も用意されている。

photophoto 6.9ワット(60ワット相当)の「LEL-AW6N/2」(白色)

シャープ

photo シャープの「DL-L60AV」。昼白色相当から電球色相当までの調色機能、および調光機能を内蔵したユニークな製品だ。調光器ではなく、一般的なE26口金の照明器具に取り付けて利用できる。リモコンが付属する

 昨年夏に低価格のLED電球を発表して大きな話題になったシャープ。現在のラインアップは、電球そのものに調色・調光機能を備えたトップモデルの「DL-L60AV」と、調光器対応モデルの「DL-L60」(60ワット相当)シリーズおよび「DL-L40」(40ワット相当)シリーズ、そして調光器に対応していないスタンダードモデルの「DL-L601」シリーズおよび「DL-L401」シリーズと3種類のラインアップとなっている。

 中でも、リモコンで光量を変えられるだけでなく、昼白色と電球色を切り替えられる業界初の機能を搭載したDL-L60AVは、発表時に大きな話題を呼んだ。調色・調光機能だけでなく、演色性の良さも同社がアピールしているポイントだ。ただしこのモデルは価格も高めで、実売価格は6000〜8000円くらい。このような機能が必要ないという人には、安い店では3000円を切るレベルになったスタンダードモデルも魅力だろう。また、ボール電球タイプの「DL-L81」シリーズもある。

photophoto 調光器対応モデルの「DL-L601N」
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