NHKは、家電メーカー5社の協力を得て「Hybridcast」の受信機を新たに開発した。5月24日〜27日の「技研公開2012」で展示する。
Hybridcastは、放送と通信(IP伝送)の連携により、さまざまなサービスを目指す“NHK流スマートテレビ”(→関連記事)。今回開発した受信機には次世代標準として策定が進められているHTML 5ブラウザ機能を搭載し、通信との親和性を一層高めた。例えば家族で大画面テレビを見ながら、手元のタブレット端末では個人の嗜好に合った情報を閲覧するなど、利便性に優れた視聴スタイルを提案できるという。
視聴中の番組に関する追加コンテンツをIP通信で取得し、放送番組と同期して合成表示することも可能。また緊急地震速報などの重要な放送を優先して画面に表示するなど、信頼できる情報を確実に提供するための仕組みも備えた。
NHKでは今後、Hybridcastの実現に向けた実証実験などで今回開発した受信機を使用する予定だ。
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