クラリオンはカーナビケーションの新モデルとして、6月開始予定のクラウド型テレマティクスサービス「Smart Access」に対応する「NX712」と「NX612」、使いやすさを重視した「NX502」の計3モデルを発表した。6月上旬より順次発売する。
Smart Accessは、クラウド型サービスとして、鮮度の高い情報を提供することを目指したテレマティックサービス。スマートフォンのアプリを車で活用するための「スマートフォン連携機能」をはじめ、車の保守、安全管理やプローブ情報などの「VRM(Vehicle Relational Management System)サービス」、それらの情報をユーザーに伝える「CRM(Customer Relational Management System)サービス」、緊急通報システム「Eコール」などが含まれる。
新製品のNX712/NX612は、同社が6月以降に発売するとしていたSmart Access対応機。地上デジタル放送(フルセグ)チューナーやDVD/CDドライブを搭載したAVナビゲーションシステムで、Smart Access対応によりiPhoneとの連携機能を充実させた。7型ワイド液晶ディスプレイに対応アプリの画面を表示・操作できるという。
iPhone 4/4S(iOS5以降)にApp Storeからアプリマネージャー「Smart Access」をインストールすると、連携アプリがダウンロード可能になる。これには、「TuneIn Radio」(ネットラジオ)、「News4Car」(最新ニュース)、「Weather4Car」(天気予報)、「FB4car」(Facebookの投稿をチェック)、「Tweet4car」(Twitterのタイムライン表示やつぶやき投稿が可能)などが含まれる。
また、好みに応じてアプリを追加しナビの機能アップが図れる独自機能「CARDGET(カージェット)」もサポート。全国約3万カ所のトイレデータから自車位置周辺のトイレを検索できる「トイレサーチ」や「道の駅サーチ」など、ドライバーに利用価値の高い多彩な情報を提供するという。
一方、ルート誘導機能向上のため、年6回の地図データ更新に対応。NX712は利用開始日から3年間(NX612は1年間)、自宅のPCからインターネット経由で地図データを無料更新できる。そのほか、すべてのメニュー画面で日・英・韓・中国語の4カ国語が切り替えられる「4カ国語フルメニュー」、地図表示をしたまま地デジやDVDの映像を見られる「AV/NAVI 2画面表示」、4倍速リッピング対応の「新SDミュージックキャッチャー」、「SD/SDHCメモリーカード、USBメモリー音楽・動画再生」といった機能を搭載。定額のデータ通信に対応する「USB通信モジュール対応」、「ITSスポット接続対応」などの新機能も備えた。
記憶媒体はSDカードで、容量はNX712が20Gバイト(16Gバイト+4Gバイト)、NX612が16Gバイト。NX612はBluetooth機能が非搭載となっている。実売予想価格は、NX712が約13万円、NX612が約11万円。
6.2型ワイド液晶搭載のNX502は、直観的な操作が特徴のモデルだ。フリックオペレーションによるスムーズな操作性、ガイドブック感覚で使える「マップルナビ4」搭載のナビゲーション機能、iPhone/iPod接続、ワンセグチューナー、Bluetooth機能、充実のAV機能なども備えている。実売予想価格は約6万円となっている。
さらにクラリオンでは、1DIN CD/MP3/WMAレシーバー「CZ202」「CZ102」および、パワードサブウーファー「SRV250」の計3機種も6月上旬より順次発売する。
CZ202とCZ102は、ロードノイズで聞こえにくくなる50Hz付近の超低音域をブーストし、心地良い重低音再生を実現する「マグナベースEX」機能や、3バンドパラメトリックイコライザー「Beat EQ」機能を備えたモデルだ。CZ202には、iPod/iPhoneをダイレクトに接続・コントロールできるUSBスロットも搭載している。
SRV250は、コンパクトな薄型デザインが特徴的なパワードサブウーファーの新モデル。新素材「AMI-PP」コーンを採用し、迫力の重低音を実現するという。実売予想価格は、CZ202が約1万円で、CZ102が約9000円。SRV250の希望小売価格は1万3440円となっている。
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