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JVCケンウッド、次世代HUDや新機軸ヘッドフォンなどをCESで公開2013 International CES

» 2013年01月07日 22時21分 公開
[ITmedia]

 JVCケンウッドは1月7日、「2013 International CES」の出展概要を発表した。2013 International CESは、米ラスベガスで現地時間の1月8日から11日まで開催される世界最大規模のコンシューマーエレクトロニクスショー。同社は今回、ラスベガスコンベンションセンター(LVCC)のノース・ホールに2コマ(♯1801、♯1810)を構え、JVCとケンウッドの両ブランドで展示を行う。

ブースイメージ

 展示内容は、「カーエンターテインメント」と「ホーム&モバイルエンターテインメント」に分かれる。まずカーエンターテインメント分野では、次世代車載用ディスプレイ「HUD」(ヘッドアップディスプレイ)を参考出品。反射型の液晶表示素子とプロジェクター光学系を用いたLCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式モデルと、映像信号で変調したレーザービームを鏡でラスタースキャンさせるMEMS(Micro Electro Mechanical System)方式のモデルの2タイプを展示する。ブース内では実際にHUDを体験できるという。

 また、KENWOODブランドの展示として、Wi-Fi搭載によりネットワークやスマートフォンリンクに対応したカーナビゲーションシステムを紹介。一方のJVCブランドでは、MHL(Mobile High-definition Link)対応のAVレシーバーなどスマートフォン連携をプッシュする。このほか、高速操作・高精細の自社開発ナビエンジンによるナビゲーションシステム、パワフルなサウンドとアグレッシブなデザインが特長の「drvn」(ドリブン)シリーズ車載スピーカー&アンプなどの新商品も展示する予定だ。

 一方のホーム&モバイルエンターテインメント分野では、高画質画像処理エンジン「FALCONBRID」(ファルコンブリッド)を搭載した業務用SDXC/SDHCカード記録ハンドヘルド4K2Kカメラ「GY-HMQ10」をはじめ、大型イメージセンサーを搭載したレンズ交換対応の4K2Kカメラ(参考出展)など4Kソリューションを展示。さらにWi-Fi機能搭載のビデオカメラ、“重低音・タフ”をコンセプトにした新機軸のヘッドフォン「XXシリーズ」(XTREME XPROSIVES)なども展示する。

 このほか、国内では2012年秋に発売したカナル型イヤフォン「HA-FXZ100/FXZ200」を米国初披露。低域を強化する「ストリームウーハー」、および中高域を担当する「ツインシステムユニット」を技術展示する予定だ。

国内では11月に発売した「HA-FXZ100/FXZ200」。スピーカーの“ケルトン方式”を応用した「ストリームウーハー」とカーボン振動板を採用した「ツインシステムユニット」が特長

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