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初のヒートポンプ搭載“プチドラム”登場、パナソニック「NA-VH300L」

» 2013年01月24日 20時54分 公開
[ITmedia]
“プチドラム”「NA-VH300L」

 パナソニックは1月24日、ドラム式洗濯乾燥機“プチドラム”の新製品3機種を発表した。最上位モデルの「NA-VH300L」は、新開発の「小型ヒートポンプユニット」を搭載。プチドラムシリーズとして初めて、乾燥時に水を使わないヒートポンプ乾燥方式に対応した。

 ヒートポンプ乾燥方式は、エアコンやエコキュートなどに使われるヒートポンプと同じ原理で洗濯物を乾かす。ドラム内で大量の湿気を含んだ空気を減圧しながら冷却器にあてて除湿。コンプレッサーで圧縮し、生まれた熱で温まった空気をドラム内に戻す。自然干し乾燥に近いため、従来のヒーター方式に比べて衣類に優しく、省エネにもつながるという。パナソニックは、2005年にレギュラーサイズのドラム式洗濯乾燥機に初めてヒートポンプ乾燥方式を採用し、ヒーター乾燥方式の同クラス機と比較して、洗濯から乾燥までの消費電力量を約半分にした。

 小型ボディーの“プチドラム”にヒートポンプユニットを搭載するにあたり、熱交換器の小型化、部品配置の見直しなどにより、従来の約3分の2まで小型化したヒートポンプユニットを開発。さらに乾燥用ファンケースのコンパクト化、基板ケースの形状変更など、周辺回路や部品の細部まで見直したという。


 洗濯から乾燥までの使用電力量は従来品(NA-VD110L)に比べて約28%カットの1200Wh。また乾燥時に水を使わないため、使用水量も41%減の56リットルに減った。なお、洗濯容量は従来の6キロから7キロへ、乾燥容量は従来の3キロから3.5キロに増えた。

 本体サイズは596(幅)×595(奥行き)×980(高さ)ミリ。重量は79キログラム。本体カラーは「クリスタルホワイト」となっている。価格はオープンプライス。

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