日立アプライアンスは8月27日、冷蔵庫の新製品「真空チルドFSシリーズ」を発表した。庫内容量415リットルから670リットルまでの11機種を9月12日から順次発売する。
庫内を0.8気圧に下げて食品の酸化を抑える「真空チルドルーム」に、わさびなどの辛み成分を放出する「フレッシュカセット」を新搭載。ドアを開け閉めする(真空ポンプで気圧を下げる)たびに、気圧差によりカセットから辛み成分“アリルイソチオシアネート”が出て酵素の働きを低下させる。これにより、タンパク質の劣化を抑えて魚のうまみや食感を守るという。
また、昨年のモデルから搭載している「スリープ保存」も進化した。スリープ保存は、光触媒とLED光源を使って食材の保存性を上げる技術。チルドルーム内の野菜が放出するエチレンガスや肉や魚のニオイが光触媒に接触し、炭酸ガスを生成することで、ニオイと劣化を防ぎ、“眠るように”保存する。新製品では、LED光源の数を2個から3個へと増やし、光のあて方を変えることで炭酸ガスの発生量が従来の約3倍になった。
このほか、通常の冷却ファンに加え、冷蔵室上部に新しいファンを設けた「デュアルファン」も新しい。庫内を素早く冷やす省エネ技術だ。
ラインアップは、庫内容量415リットルから670リットルまでの11機種。キッチンに美しく映える「クリスタルミラードア」採用モデルを新たに2機種、またシングルドア5ドアで強化処理ガラスを用いた「クリスタルドア」採用モデルも新たに3機種加え、ラインアップを拡充した。
型番 | ドア数 | 庫内容量(リットル) | 実売想定価格 | 発売日 |
---|---|---|---|---|
R-M6700D | 6ドア(クリスタルミラードア) | 670 | 41万円前後 | 9月25日 |
R-M6200D | 6ドア(クリスタルミラードア) | 620 | 38万円前後 | 9月25日 |
R-M5700D | 6ドア(クリスタルミラードア) | 565 | 35万円前後 | 9月19日 |
R-G6700D | 6ドア(クリスタルドア) | 670 | 40万円前後 | 9月12日 |
R-G6200D | 6ドア(クリスタルドア) | 620 | 37万円前後 | 9月12日 |
R-G5700D | 6ドア(クリスタルドア) | 565 | 34万円前後 | 9月12日 |
R-G5200D | 6ドア(クリスタルドア) | 517 | 32万円前後 | 10月10日 |
R-G4800D | 6ドア(クリスタルドア) | 475 | 31万円前後 | 10月29日 |
R-S5000D | 5ドア(クリスタルドア) | 501 | 28万円前後 | 11月13日 |
R-S4700D | 5ドア(クリスタルドア) | 470 | 27万円前後 | 11月13日 |
R-S4200D | 5ドア(クリスタルドア) | 415 | 26万円前後 | 11月19日 |
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