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ホンダ、「インターナビ」で災害発生時の情報提供を強化

» 2013年09月02日 13時27分 公開
[ITmedia]

 本田技研工業は9月2日、カーナビゲーションシステム「インターナビ」の機能強化を発表した。災害発生時に全国のインナーナビ装着車から集められた「通行実績情報」や、クルマに異常発生時の「警告灯情報」を車載ナビやスマートフォンの画面で確認できる。9月5日から対応車種のインターナビ・リンク会員向けに提供する。

 「通行実績情報」は、震度6弱以上の地震や集中豪雨などの災害が発生した際、対象地域の通行実績情報を車載ナビの画面やiPhoneアプリ「インターナビ ポケット」の地図に反映するというもの。災害によって道路寸断の恐れがある場合でも、通行可能な道路(通行した実績のある道路)を確認できる。

「通行実績情報」が反映された地図のイメージ

「警告灯サポート」のイメージ

 同社は東日本大震災などの災害時に、被災地域に支援に向かう車などをサポートするためにインターナビ装着車から集めた走行データによる通行実績情報をWebで公開していたが、今回の機能追加によって車載のナビ画面やiPhone上でも確認できるようになる。対象車種は、2013年6月以降の「アコードハイブリッド」「アコード プラグイン ハイブリッド」のほか、「フィット」および「フィット ハイブリッド」(いずれも2013年9月〜)の新型車が対応する予定だ。

 一方の「警告灯サポート」は、エンジンやエアバックの異常を検知してメーターの蛍光灯が点灯した際、警告の内容と対処方法を確認できる機能。車載ナビ、iPhoneアプリのほかにPC画面でも参照できるため、迅速な対応が可能になるという。対応車種は、「フィット」および「フィット ハイブリッド」(いずれも2013年9月〜)以降の新型車となっている。

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