CEATEC JAPAN 2013
機器バインドからの“解放”、そしフルHDの“持ち出し”――「SeeQVault」の狙い(2/2 ページ)
DLNA/DTCP-IPがブリッジすると?
SeeQVaultの特長に「DLNAとつながる」点がある。テレビやレコーダーがDLNA/DTCP-IPをサポートしていれば、家の中ではDTCP-IPでセキュアに伝送し、最終的にSeeQVaultのメディアに書き出すといった連携が可能だ。つまり、DLNA/DTCP-IPが“ブリッジ”することで、SeeQVaultに対応していない既存のレコーダーなども活用できる。
展示会場で参考展示されていたのは、DTCPサーバ機能を持つWindows用のアプリケーション「SeeQVault Media Converter」(開発中、提供時期は未定)。これを導入したPCを使い、REGZAに接続されたUSB外付けHDDから録画データを書き出すというデモだ。
各社のDLNA/DTCP-IPには独自拡張などによる“方言”もあるが、このアプリはその方言を吸収しつつ、録画データのフォーマットを変更し、暗号鍵を書き替えてSeeQVault対応のSDカードに書き出す。テレビによってはMPEG-2 TS(DRモード)でしか録画できないものもあるが、今後は「ソフトウェアエンコーダーを入れ、視聴端末に適した動画に変更することも検討している」(ソニー)という。
フルHD動画をキオスク端末で購入
“将来像”の1つとして参考展示されていたのが、白いカード型のメモリだ。ビデオレンタル店の会員カードを想定したもので(まだ少し厚いが)、キオスク端末からフルHDコンテンツを手軽に購入できるという。
このカード、中にはフラッシュメモリのほかにFelicaやTransferJet、近距離無線充電技術などが入っている。キオスク端末に置くと、Felicaで認証/決済を行い、TransferJetで動画データを高速転送、SeeQVault対応フラッシュメモリに保存される仕組みだ。家に帰り、専用のクレードルに置けば、充電しながらTransferJetで動画データを転送し、クレードルに設けられたHDMI端子でテレビに出力する。レンタルカードがそのままプレーヤーになる面白い試みだ。
「これまでセキュアなメディアが欠けていた部分を補うのがSeeQVault。ポテンシャルは大きいと考えている」。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Anthropic、自己複製AIの「兆し」を指摘 55ドルのTVボックス15台で26Bモデルが稼働
-
2
フランスのスーパー数百店舗で冷蔵設備にサイバー攻撃 温度が最高50度に上昇し食品大量廃棄に
-
3
相次ぐ情報漏えいの一因に「A2B攻撃」 公開アプリを解析し裏側のサーバを狙う手口、NICTが公表
-
4
国産AI「Sarashina」が無料で試せるWebサイト、ソフトバンク子会社が公開 6つのAIモデルが呼び出せるAPIも
-
5
PayPay証券、障害で日本株・ETFが売買できず 14日の予約注文も受付止まる 復旧めど立たず
-
6
JR東・京急・東武など鉄道7社、「磁気乗車券」廃止へ 27年春から「QR乗車券」に
-
7
「銀のさら」など、最大650万件の個人情報漏えいの恐れ アプリ注文も停止中 委託先サーバがランサム被害に
-
8
AIが出力した「実在しない判例」を書籍に掲載→回収・絶版へ 琉球大教授が謝罪「研究者としてあるまじき失態」
-
9
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR