シャープは11月14日、ロボット掃除機「COCOROBO」(ココロボ)の新製品として、小型化したハイエンドモデル「RX-V200」を発表した。12月5日に発売予定で、価格はオープン。店頭では13万円前後になる見込みだ。
人工知能「ココロエンジン」や音声認識機能といったコミュニケーション機能はRX-V100から継承しつつ、先に発売された下位モデル「RX-V90」と同じ直径30.4センチのコンパクトサイズに抑えた。「日本の家屋や家具を検討した結果、(従来機RX-V100の)34.6センチでも大きいと判断した。30センチなら、いすの脚の間も掃除できる」(同社)。
また、従来はオプション扱いだった赤外線家電コントローラーを標準搭載。スマホ向けアプリや「ココロボ〜ド」を使い、外出先から自宅の照明など家電製品をリモート操作できる(iOS、Android対応)。赤外線信号は、シャープ製のエアコンやテレビ、空気清浄機などのものをプリセット済み。他社製品でも本体の赤外線受光部を使って学習させることで、最大10機種まで登録・操作できる。もちろん、ココロボ内蔵カメラを使って外出先から室内の様子を確認することも可能だ。
また、クラウドから情報を収集して音声で案内する「クラウド音声サービス」をサポート。あらかじめ地域を設定しておき、RX-V200に「天気教えて」と問いかけると、「明日の天気は曇りのち雨だよ。お出かけには傘を持っていったほうがいいよ」などと教えてくれる。なお、天気情報はウェザーニュースの気象コンテンツを使用しているという。
掃除機能では、部屋の広さやゴミの量などに加え、床の種類(フローリング、じゅうたん)を検知して運転時間とモーター回転数を制御する「スマートお掃除機能」を搭載。例えば3LDKの家なら約100分間で掃除が可能だ。
このほかの新機能として、電気料金の安い時間帯に充電する「夜間充電モード」や丸洗いできるダストボックス、約1000回の充電が可能な新しいリチウムイオン充電池などが挙げられる。毎日使用しても約3年間はバッテリーを交換せずにすむ計算だ。
本体サイズは、304(幅)×304(奥行き)×99(高さ)ミリ。重量は約2.7キログラム。リモコン、充電台、クリーニングブラシなどが付属する。
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